2017/12/9

「溶けた建築」である合唱を皆さんでつくっていきましょう!
と語りかける指揮者。

歌でなにか建立、、と言えばピラミッドの建造が思い浮かびます。その意義や公共事業的な側面の話はさておき、石を来る日も来る日も運び続けていた労働者は何を思っていたのでしょうか。
エジプトの、いや世界の歴史をつくっているんだと意気揚々と勇んで運んでいたのか、もしくは
しんど、だるっと思っていたのか。
両方を俯瞰的に戦略的にみていないと成し遂げられなかったと思います。
溶けた建築もしかりでしょう。

全体的には12/23の音楽祭に向かっています。

➕ティオの音取り。

音楽祭では小アンサンブルがあったり、

男声合唱があったり、

交代で託児しながら歌っている団員がいたりします。

そこには団員の歴史に加担している混声合唱団があります。

2017/12/2

Pierre de La Rue「Laudate Dominum,Omnes gentes」
歌う際は、

身体を意識する言葉が必要となります。
ニューワード:腹壁。ニューシナプス。

A. Bruckner「Os iusti」

休符でCrescendoせよとの指示。続いている音楽の最中に自パートに割り当てられたインターバル。
ブレスを換えて色換えて。

休憩挟んで、柴田南雄。

歌詞をP子音にしてピポパポピポパポ歌えって言うんですよ、指揮者。柴田南雄を。しかも、「ガッチャン(*1)かーい」ってツッコミがヤング世代に伝わらないっていう。
(*1)Dr.スランプという鳥山明のマンガ。30年いや35年ぐらい前に週間少年ジャンプに掲載されていた。単行本全16巻。村か島か1周レースとか懐かしい。

子連れ団員が代わる代わる託児。MEAkids。

託児室~練習室間をFaceTimeで話す夫婦。

本日は2団体の情宣。
まずは、名古屋大学グリーンハーモニーさん。

歌えリクエストにあっさりお応えし、歌声を披露してくれたMEAとの兼団員。
続いては、ペンライト,サイリウム持込可で、メールで先行予約すると、たしかサイリウムがもらえる演奏会を開催されるという、名古屋サブカルチャー合唱団 Coro Animonyさん。

さて、
先週の練習では、筆者個人的なことですが、
音取りがさっぱりな上、小アンサンブル練習、男声曲練習、さらにMEA本練での既存曲においても、自分本位な歌しか歌えず、率直にアンサンブルを「壊していた」という思いでいっぱいでした。
そんな折り、今月23日(土)の音楽祭

において、とある団員がバイオリンとピアノとの共演でソロ歌唱するのですが、その練習録音を聴く機会があり、考えを巡らすよいきっかけとなりました。

聴いてケンカしている訳ではないけど、ひとつのものをなし遂げるための協調性に欠けているような気がしました。

相関図においては様々な人間関係があるにせよ、in the name of Song , 歌という名のもとでは、力を合わせなければ上手くは演奏できないでしょう。
信頼関係、と言い換えてもいいかもしれません。
自分が言いたいことを話す前に相手の言い分をまず聞けるのが、話上手は聞き上手。
なら、
歌い上手は聴き上手、でしょう。

それがすべてではありませんが、姿勢のひとつだと思います。

どこによすがを求めるか。それは決して拘束されない。
しかし、同ぜずとも、「和」さなければならない。

2018/11/25

本練前の男声練習。チームV♂xMEA。

MEAkids界のアイドル・潤潤も赤子を抱き奮闘。

MEAkids。
FaceTimeを校内放送みたくかけつつ、

でもなかなか追いかけていくのに難儀。

木下牧子「ティオの夜の旅」音取りや柴田南雄、最後に武満徹の小さな空。

指揮者補佐による練習でしたが、一部パートを除いて、アンサンブル音取りのスキル向上が色濃く垣間見える練習となりました。

2017/11/18

本サイトのメイン画面にも載せましたが、
12/23(土)VoxMEA音楽祭2017のビラできました。
♪内輪のようで内輪でない、この年末の祭典。
気に留めておいていただきますよう、よろしくお願いいたします。

FaceTimeというものがあるらしく、

繋ぎっぱなしにして、託児部屋側は練習をライヴ体感できるというMEAkidsの新しい可能性。今宵は電池切れ。

木下牧子、ティオの夜の旅より。
「階名の母音と歌詞の母音を一致させるように」
そこまでいくのも非常に険しい命題。

歌い手を翻弄し嘲笑うかのような音の動きと、超然とした歌詞が並んでいます。
曲というのは、所属団体が取り上げれば(いや、取り上げなくても)誰でも歌うことができます。良さであり、怖さでもあると思います。

Pierre de La Rue「Laudate Dominum,Omnes gentes」

遅れまい、自分は怯まず歌えるんだといういわば 矜持 と裏腹に、技術が伴わないあまりに自滅していくシナリオ。
「協調性のある、一本 筋の通った自己の確立」が喫緊の課題。

超速の ブラジルの Ernani Aguiar「SALMO150」を終え、
A. Bruckner「Os iusti」

団員個々のこの曲に対する想いを胸に、各々のこれまで培ってきた中でのベストな方法で歌っていく。
決して自分だけの曲にならないように。
隣人の気高さを我(が)がかき消し乱したりすることのないように。

2017/11/11

今週は写真がちっちゃいかもしれません。
手始めにお伝えするのがチームV♂xMEA。
シャキッとしませんね、特にcoro1のtenor。

補講か。

木下牧子「ティオの夜の旅」の音取り。

指揮者曰く、出来「52%」

続いては柴田南雄。

ある様子や場面を伝えるフレーズでは、採用試験に受かったアナウンサーになったつもりで事実を的確に伝え、最高のナレーションを心掛けます。
一方、抒情的なフレーズでは、許される範囲を自分で汲み取った上で、想いを少々にじませます。

最後に、A.Bruckner「Os iusti」

筆者は学生団から合唱を始めましたが、最初に今の合唱団、今の指揮者の元で合唱を始めていたら、この歳で何を思って歌を歌っているだろうか、と思います。

プラス、指揮者が団に紹介してくれた、木下牧子先生の「歌詞で音取りはするな」という言葉。

世界がいくつもあるんだなあと思いました。
知らないことが多すぎる。
自分がこれだ、と思っていただけに不意をつかれる。
それは自分が知らないが故なんだということ。
よくなりたい。
だから、勉強なんだ、と。

そんな途方もない話と、これも木下先生の「単語の頭をもちあげろ」、この2点を頭に巡らせ、
みんな(団員)、この世界をどう渡り歩いて行くんだろうなー、
と眺めていました。
語頭をもちあげるレイアップシュートを決めるシルエットを頭に思い描きながら。

2017/11/4

12/23の音楽祭に向けて、
筆者の参加チームしかお伝えできませんが、
こちらはチームtutti。千原英喜の曲なのですが、雰囲気でそのままいってしまうとなんにもなくなってしまうので、丁寧に歌いきるセッションを積み重ねていきたいと思います。

続いては、チームV♂xMEA。
素晴らしいネーミングなので早めに世に出しちゃいますね。いやー、MEAの男だけで歌う際はメンツが替われど、都度 常用した方がいいと僕は思われます。

歌の方は自分がさっぱりでしてただ声を出しているだけで、チームのセッションにまったく貢献できずにたいへん申し訳ない。

練習の様子の前に今日のMEAkids。
元気いっぱい夢いっぱい!

さて本練。
女男に分かれての練習を20時までやりました。

男声はティオの音取りをやってから、

指揮者の元で、柴田南雄やBruckner。そして、

女声 meet 男声。

男声 meet 女声。

引き裂かれたMixed chorusが素敵な逢瀬を繰り返す。言い換えればアンサンブル練習。

柴田南雄で指揮者の言った「ディテールを詰めて行く方がよい」が最善手。
ディナーミクがまさに吹きすさぶ風。弱まる風。
「自分が走れば風は起きる」を体現。browning。
おっと、リズム上 走るのは 禁 物。
女男対面合唱。
お互いに刻々と、かわるがわるfeaturing。

日替わりヒロイン&ヒーロー。


…協調性。ありふれた、、いや、決してありふれることはない、協調性。synchronized chorus。

人間性がなければ決して成り立たない、それが協調性なんだ

と、指揮者の横顔、は視界の隅っこに入れるぐらいで、対面の女声を見ながら想いを馳せました。

その夜、♪新入団、男声1名。
MEA meets・・・

2017/10/28

本練前は年末の音楽祭に向けての男声練習。

あなたがいてくれないとまったく歌えない、僕。自分ひとりでは何もできない。
さて、
Halloween感 少しはありのMEAkids

の一方、Halloween感はあまりないVoxMEAの練習は、柴田南雄から。

歌っていて心に次々と浮かんでくる自分の中の原風景もしくは心象風景を愛でていたら、「柴田南雄、まったく音とれてないですよね」と単独指摘。ほんとに仲間はありがたい。そして、
Ernani Aguiar「SALMO150」(Brazilの曲)とPierre de La Rue「Laudate Dominum,Omnes gentes」

を挟み、
A.Bruckner「Os iusti」」

歌うごとに、心にやわらかな火を灯していく。いや、灯っていくのか。
曲が時を越えて定点観測を、今日こんにち この合唱団と出会い、今は僕たちの定点観測を行っている。世界ではおそらく何団かの観測を行っているのだと思います。
練習最後には、合唱団GMCさんと、ヴォーカルアンサンブル《EST》さんによる情宣が行われました。

秋合宿最終日 2017/10/22

おあよ2日目。朝ごはん

発声から、指揮者が卓上のなにかを見ながら口伝にて、スキャットでいろんなフレーズをなんだか歌わすと思ったら、、

ラトビア語の新譜でした。
楽譜を見ずに音取りするなんて、前代未聞。言葉が気になるとかそういうことではなく、大きなところから音楽にアプローチするなあと思いました。
僕たちはもっともっと知っていかなきゃいけない。

団員の入れ込みが幾重にも重なり、演奏会ってのはある。


パートに分かれてティオの音取りやって、
昼休憩。

午後は、

そう、柴田南雄。まずは、きれいな曲でしたねと思わせること、そして、

きれいな曲でしたねで終わらせないこと。
クラシカルなメロディーの中に、時間に磨かれた珠玉の財宝がすし詰めされている感じ。活かすもコロすも歌い手のこだわり次第。


最後に、
Ernani Aguiar(Brazilの曲)「SALMO150」と
Pierre de La Rue「Laudate Dominum,Omnes gentes」

指揮者のアンサンブルを受けてて、自主性・自発性・・・

自主性・自発性・・・ こればかり考えていました。
この合唱団に欠けているとは思うけど、さて指摘の仕方、、いや指摘はいい、促し方。結果として、それが向上している形。
考察は必要だけど、その言葉を用いないこと。そのためにはもっとその言葉の理解を深めること。
自主性・自発性という言葉に深く深く入り込んでこそ、その言葉を用いずに語ることができ、体現できるでしょう。
任せて、待つこと。

そのあたりのことを考えることができる合宿となりました。
次なるは音楽祭。そして、来年へ。

秋合宿初日 2017/10/21

超大型で非常に強い台風21号(LAN[ラン])の接近に身構える日本列島。ここ大府市は大府市勤労文化会館にて、秋合宿を行っています。

こんな格好やあんな格好(筆者のきったない甲毛付き)で発声。

「足上げ1cmのお腹の支えがしっかりできている状態」というのがやはりたいへん、好ましいのだなと僕的には実感できる練習となりました。
総合力、あいまいな表現かもしれないけど、含まれる項目を増やしながら、その総合力を高めていきたいと思います。

木下牧子「ティオの夜の旅」の音取り。

ディッフィカルト。
第一観、テキストも音も手に負えそうにない組曲です。だからこそやりがいがあるんだ、とも軽はずみに言うつもりも全くなく、当面この合唱団の大きなチャレンジとなります。
正しく歌いたい、という指揮者の意欲にしっかり呼応し、まず好きになり取り組んでいきたいと思います。

この類いの施設の夕食は早い。
16:30に「いただきます」

近くに住んでるプレパパ団員からみかんの差し入れ。ありがとねー。

夜は、A.Bruckner「Os iusti」と、
Ernani Aguiar(Brazilの曲)「SALMO150」

くちなしホールの両端はじに分かれ、対岸に届くように声を投げる。
やはりここでもその、足上げ1cmのお腹の支えの状態を堅持する。
遠くに放る意識と姿勢を保つ意識と両立てで、投てきを繰り返しました。

練習を終え、合宿初日の夜は更けていくのでした…