慌ただしい師走と云われるからこそ、ゆっくーりと。女性会館。
Anton Bruckner「Locus iste」
「神は高きところ、民たみは地上に。
その高低さが楽譜全体を通して散りばめられている。
もっと言うとその、上下関係に由来する音自体の高低が宗教音楽の根源になっていると言っても過言ではない。
調が変遷していく という『音楽の文章』をみんなに読み取ってほしい」
という指揮者の訴求は、改めて心に響きました。
言葉と音楽両面からのアプローチにより、Brucknerの世界に一歩近づくことができたように思います。ここまで写真がなく、練習後半は、
千原英喜「我が抒情詩」
二手に分かれて言い合った感想を自チームに落とし込む取り組み。
(Aチーム)
前向きな流れが産み出されていた。
但し、語尾の扱いが雑かった。
(Bチーム)
合わせようという意識が先に立ち、流れが停滞してしまった。
『やろうと思ってもできない、だから技術が要るんだ』と再び指揮者の檄が飛びます。
最後に1回、木下牧子「鷗」を通した後、「我が抒情詩」をラスト1回歌って今日の練習はおしまい。
ベテランも若手も想いを持って歌いまたそれをぶつけ合い歌うことができて、とても愛いとおしい時間となりました。