2016.9.24

実は雲の多い日こそ、その空の大きさが分かる。女性会館。今宵はしっかりと鈴木憲夫「永久ニ」(読みは、とこしなに)の2番と3番、まずは2番から
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歌い手が有するエネルギーをすぐに全部出してしまわずに、沸々と歌う。アウトプットというか出し方に「わきまえ」を持つことで逆に、自分の熱量を知らしめることができるのかもしれません。

3番。
自分が、合唱に冷静かアツいのか。
平行して、自分がどう歌うのが事後に充足感があり、かつ結果も出せそうか。
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団員と話してまして、、MEAにおける自分という「ピース」(pieceの方)の話になりました。
そのピースは形も数も変容していく。自分のピースも形が変わっていく、変えていく…。

そのピースの集合体がパズル(もっと立体的なものなのだろうか)だとしたら、ではそのピースを当てはめていく人は誰なんだ?そもそもその「完成図」を描いた人は誰なんだろうと。いや、完成図ってどんな場面なんだ?、しかし、完成図ってあるのか?とか。
ピースの話、おもしろいですね。団員それぞれどんな論じ方になるのかな。

ピースである限りたとえ己で形を変えていこうとも、当てはめられるだけに過ぎない存在なのかなと思いました。
playerでありたい。playing pieceというか。
津ではコンクール中部大会。午後はNコン東海・北陸ブロックの放送。
凹凸は自分の柔軟性。

2016.9.17 午後-夜間の強化練習

はじめに。
前回の練習は、いかに自分が「実践では、発声で取り組んだことは生かせないと決め込み、甘えがあった」のかを痛感させられたものでした。
個人的に、発声では指揮者の指導や、自意識,自覚を感じられることが少しづつ出てきました。
女声は特にできたときが明瞭に分かります。
戻りますが譜読み段階では特に、音符を追うあまりに発声ができていないという本末転倒甚だしい状態になっています。正確に言うと前回は、自分がそのような状態になっていることを「初めて」認識できた日でもありました。
大学から合唱を始め、一般のとある合唱団の代表までやらせてもらっていて恥ずかしい。恥ずかしくて恥ずかしくてそのあまりに先週のブログではまともに言及できませんでした。次回(つまり今回の強化練)でその命題に自分の中で継続して取り組めるのかはたまた、過ぎて行ってしまうのか。「思い出し→実践→会得」のループに乗れるか、「思い出し→実践→忘却→思い出し→・・・」のスパイラルに甘んじるか。
毎週合唱やってて楽しい楽しいで終わるのではなく、うまくなっていく自分がここでお知らせする「毎週合唱やっていて楽しい」であった方が遥かに自他ともにおもしろいだろうなと。
前置きが長くなりましたが臨んだ今回、日々ニュース冒頭の「台風○○号の接近に伴い・・・」の件に半ば怯えつつも女性会館、ホールでの午後-夜間の強化練習。

午後、演奏会3st練習。発声からのネウマ譜。
合唱然とした「かっこつけ」をとっぱらえられるか。
やれないと思ったらやれない。自分の中の、新しく頼るところをつくる、そう、新「自分探し」
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しかし、テキストにある「歓び」を団が表現できない。。優雅然に落ち着いてしまっている、とは本日午後練のアンサンブルリーダー談。
ならいっそのこと、「歓び組」「悲しみ組」「優雅組」と3チームに分かれて、それぞれのテーマに特化し則して歌ってみようということになりまして、
「歓び組」DSC_2361
「優雅組」img_9447
「悲しみ組」DSC_2363

少し時間とってから披露し合いました。ブレスやテンポが換わってくるんですね。集団でコンセンサスを得て取り組めばできる、という自信を団で持って、Will todd 「Silent Night」 へ。
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休憩挟み、夜間へ、
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某大学合唱団から大挙7名の見学がありました。(+10代女子1名)
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一方、演奏会1stの練習だったのですが、曲たちに初接触の団員もいる中での練習となりました。
コンクール課題曲の Kodaly 「Szep konyorges」 以外の5曲、
G.Pedersen 「Valsoyfjordの子守唄」
Grieg 「Ave Marris Stella」
Kreek 「Taaveti laul Nr.104」 「Onnis on inimere」
Tormis 「Laulusild」
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演奏会まで3ヶ月ちょっと。1stはあまり時間がとれませんが、これまで指揮者の元で気付き、磨いてきたものを出せれば、いや出せそうだと好感触を持ちました。

(※個人の感想
いつも通り歌っていては、高音部で腹の下支えから逸脱してしまう箇所が散見されました。
そこを自分で伸ばしていかなければ、よい表現はできないと確認がとれました)

ええと、
うまく言葉にできる自信がないのですが、
生きているとespeciallyだったりanniversaryだったり離日だったり帰国だったりと人生の句読点があり、そこではお互いに賛辞の声を掛け合ったり鼓舞し合ったりするのですが、僕たちには日常があり、いつもそばにいてくれる人に対しての言葉がけや態度がおろそかになっていることにあきれることがあります。
安定も安全パイもない。慈しみを怠らないような人生を送りたい。合唱団でありたい。と思います。

子連れ団員ローテ託児 MEAkids
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今宵は4家。賑やかかった

2016.9.10

すっかり秋の女性会館。
先週の、足で歌う合唱に続き、ヨーヨーの如く声を操る合唱
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音→音の中間音を意図的に入れて、腹のテンションを維持
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ネウマ譜

Mack WilbergのXmasソング2曲
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新しく頼るところをつくるべく。
Michael McGlynnの宗教的な曲を経て、

本日で一旦離日する団員へはなむけの、Manuel「Alleluia」DSC_2288

その団員が花集庵と兼団していたこともあり、アフター飲み会で、花集庵指揮者も参加
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讃雷ズ(サンライズ)飲み会

最後に、おとなしそうな一面をとらえたMEAkids
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2016.9.3

どんどん空が遠くなる、女性会館。

発声。足の十指で、大地を掴む。ように歌う。足で歌う。
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大地は、雄大だけど軟らかい大地がいい。掴んでいる気がするから。

John Rutter。の冒頭。
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これまた、足で歌う。体幹から下向きにギューッとベクトル。

Busto
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後半を久々に歌いましたが、歌っている側(少なくとも僕)がゾクッとする部分がありました。
そういう瞬間があったこと、歌の恵みというか、感じられてうれしかったです。

9月はXmasの曲に取り組んでいます。
歌えない…という苦々しいシチュエーションも、演奏会に向けてのトータル的なプロセスのような気がしています。
暑い夏にサンタが子どもたちへのプレゼントをかき集めるように。

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その苦労、MEAkidsは分かってくれてるんかなあ

2016.8.27

変な動きの台風に身構える女性会館

編曲Will ToddのXmasキャロル
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男声女声の垣根を越えたユニゾンの音を出したい。

また、小節またぎをノンブレスで越えていきたいとき、その恋するレガートが求められているんだなと思うし、副指揮者曰く、ポイントポイントでなくても音が鳴っていること。

最近(最近ではダメなんですが)思うのですが、「なんとなく」でできることはもう限られてきてるな、と。意欲を持って意志を持って歌おうと。ご指摘やメソッドに得心できる部分も多く。

afroamerikanisches Spiritual,
Mack WilbergのXmasソング
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いいことばかりでもなく。この3stのXmas関連群は早口の喋りが要求されていることもあり、声にモザイクがかかっているようで。練習していくうちに多少そのモザイクも薄くなりますが、とにかく、(個人的には)移動ドと本来の音と歌詞がごっちゃになってしまって。好きなことやってるんだからめげることなく前を向くこと。

MEAkids
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(2016.8.21 有志2名による 合唱団 花集庵さんの練習見学)

8月21日(日) 有志2名による花集庵さんの練習見学

「もっとうまくなりたい!」「日々の練習に活かせる何かを吸収したい!」と渇望していた某団員2名で、合唱団花集庵さんの練習に見学に行って参りました。この日は午前・午後と長時間の練習日。そのうち、午前の部に参加。

体をほぐす体操ののち、ブレス練習。これが本当に面白かった!
「風船って、最初、膨らませるのに難関がありますよね。その時のイメージをもっとはっきりと」
「さて、次はラムネの瓶を手にしてみましょう。あの瓶の口に息を吹きかけると、笛みたいになりますよね。では、その瓶を鳴らすイメージのブレスをください」など。
…体の筋肉をどう使うのか、とか、物理的な指導ではなく、イメージ先行。こんなブレス練習は初めてでした。
その後、パートごとに円になって、ブレスを合わせる練習。パートの中の誰かのブレスの深さ、流れに合わせて自分も切る、というもの。仲間のブレスを肌で感じる練習です。
「ブレスの切り際がどんな風になるといいのか、パートの中でよくイメージを共有しましょう」との指導者の言葉を受け、パートのベテランの方が「やわらかいソフトクリームが巻き上がるようなひゅっとした感じでそろえてみましょうか」と、すかさずイニシアチブを取ってくださいました。団員の一人ひとりがこんな風に豊かな想像力を持ってブレスを流せるから、素晴らしい歌声につながるのだと実感。

その後は曲練習。来る11/12(土)に行われる第三回の演奏会に向けての新曲の音取り。
すべてのパートを全員でさらりと音取りした後の指揮者の言葉。「ではもう一度、頭の中で音を取り直しましょう。音がとりにくい箇所を確認してください。自分のパートだけではなく、ほかのパートについても考えてみましょう」。
これも大変効果的な練習方法だと思いました。和音構成を把握し、乱暴な声出しをしない。自然に流れるちょっとした歌声にデリカシーがあるのです。ガチガチに緊迫感があるわけじゃない(むしろ、すごくやわらかい雰囲気がある)のに、音や声に対する繊細な姿勢がもう体にしみついている。音楽に対する姿勢に学ぶものあり、でした。

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花集庵さん、ほんとうにありがとうございました!

2016.8.20

リオオリンピックが大詰め、女性会館。
こちら、名古屋の混声合唱団VoxMEAは、練習前に演奏会実行委員会
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その演奏会に向けての、Mack WilbergのXmasソング
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Busto
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恋は「訪れる」ものと言います(少なくとも僕はそう思っています)が、いまはレガートに恋してます。
でも、恋に恋して…じゃないですが、ブレスやお腹を意識し、意識するだけではなく活用すること、それができている人(団)にレガートは訪れ、きれいな声,和声,説得力が身に付くのだと思います。

ここ2,3年、サウンド面を主に、それから言葉の強さにフォーカスして取り組んでまいりました。指揮者もいて、それなりに音楽が成り立(ってしま)ってきましたがもうここからは(といってこれまでを否定する訳では決してありませんが)、

声を出す機会毎に歌い手本人がやりきっていかないと実を結びません。

その思いを、今回のコンクールで新たにいたしました。

※MEAkids
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2016.8.13

暑さでうだるも女性会館
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ネウマ譜とNiels La Courの宗教曲、そして、Michael McGlynnの宗教的な曲
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コンクールから1週間。
この1週間は、前回書いたコンクール所感ブログにあまりにも謙虚さがないことが恥ずかしくなり、週ナカで編集してしまいたいぐらいでした。

技術面の振り返りとして、声・響きの強さ,言葉の訴えかけに主眼を置き、自由曲「永久ニ」に取り組みました。
次なる課題としての、ブレスからのレガート,高い位置での響きを磨いていきたいです。
その練習を通して、よりよい音楽,説得力のある音楽のできる合唱団を目指します。

また、僕の助けとなった団員の言葉。
「コンクールでの結果を受けて、音楽の指針に迷う必要など全くなくむしろ、今歩いている道の、その何倍もの距離を何倍もの速度で突き進む必要がある」
『全くなくむしろ』の部分が好き。人間性を感じて好き。

今回の練習では、団が結果や講評を真摯に受け止め、先週深く閉じた瞳を強い光を宿して見開き、課題を誠実に克服していこうとする姿がありました。

さしあたり、真夏にXmasソングやってます。

◇久々にMEAkidsの様子を
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施設内託児室にて子連れ団員が交代で子守しています。出産を経ても団員の合唱ライフをサポートします

2016.8.7【銀賞3位】コンクール県大会

8/7(日)コンクール県大会、大学・職場・一般部門「混声合唱の部」結果は、
3位『銀賞』でした。

【課題曲】G2 Szép könyörgés(Kodály Zoltán)
【自由曲】永久ニ(鈴木憲夫)

《コンクール審査員講評》
◇水野みか子先生
(課題曲)
発声・音質A 音程・ハーモニーB 音楽性B 選曲A
生き生きとした明るい声が出ていて好感がもてました。
時々あいまいな音程で歌われ、ハーモニーが曇った感じになってしまったのが残念です。
(自由曲)
発声・音質B 音程・ハーモニーB 音楽性A 選曲B
合唱団の若々しさがエネルギッシュにあらわれるよい演奏でした。
日本語の発音がもう少しはっきりする方がよいと思います。

◇本山秀毅先生
(課題曲)
発声・音質B 音程・ハーモニーB 音楽性B 選曲B
各パートに分かれると、支えのない息の流れの弱い音が気になる。アンサンブルの部分は考えられているが、弱声に今一歩配慮がほしい。拍節的な運びが目立ち、思うほど流れていない。リズムが必要な部分でもレガートな息の運びを。
(自由曲)
発声・音質B 音程・ハーモニーB 音楽性B 選曲B
基本的な息の流れを強化して下さい。ロングトーンの支えが高く、この曲の要求している響きの厚さが今一歩表現出来ていない。音の拡がりがユニゾンなどで打ち消し合うため思ったほどアピールがない。客観的に出ている音をよくきいてほしい。

演奏後、
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「音に出ていたことはよかった。試演会をした花集庵さんの演奏を舞台袖で聴けて、プロセス含めて楽しむことができた」と語りかける指揮者。

表彰式後、
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「悔しさを次につなげたい。ここで感じたこと、よかったこと、できなかったこと、すべてがコンクール」と語りかける音楽スタッフ。

・・・打ち上げにて、コンクール初オンステの学生団員が僕に言い放った、

「来年もchallengeしたい」

ほんとにうれしかった。救われた。失意とか言ってる場合じゃない。前を向く。
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写真は、シメる第8回演奏会実行委員長。
12/25に向けて再び走り出す。

・・・VoxMEAが深く眼を閉じる。
結果が出て曇る視界を懸命に振り払いながら、人間の原点に立ち返ってしまう、。
よい演奏をするためのプロセスを踏み、本番前日の手応え通りによい演奏もできました。そこでの歓びは決して色褪せません。
プラス、評価をいただくことでの自己評価と他己評価のリンク、それが歓びをより確かなものへと高めてくれるのでしょう。

さて、メジャー3,000本安打を達成した、米大リーグのイチロー選手がその試合後、
「今の僕にとって、3,000という数字よりも、僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んでくれることが、何より大事」と語っています。

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地球は広いなー。
一度きりの人生。
やってみようよ、この地球で自分は何ができるか。
混声合唱団VoxMEA

歴史を紐解くと、9年連続銀賞です。
※参照 演奏の記録

2016.8.6 コンクール前日 守山文化小劇場 ホール練習

コンクール前日です。
書きがちな胎動とかでもいいと思います。
あと、信なくば立たずというか、オリンピック出場選手や監督、コーチらが口にする前向き発言的な感じでもいいと思います。
結果に先回りして、前日のこの場での発言を無難にするのも違うような。

明日のVoxMEAは、よい演奏ができそうです。
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無難?