2016.7.16 夏合宿初日

従来通り、布団の説明会で幕開け。
岡崎市美合の、愛知県青年の家で合宿を行いました
DSC_2065

コンクール強化も含めて、演奏会の曲をカバーする(思い出す)機会としたいです。

いきなりですが、新入団、男声1名。先週初見学で合宿フル参加!その重低音の磨かれた未来に期待大。

ネウマ譜
DSC_2066

母音について、個人的に新しい発見がありました。
母音の特性をそれぞれ強調するのではなく(それはそれで行い、究極的に以下のようになればいいのだけれど)、最終的にはどんな母音でも同じ響きであることを目指そう。歌がきれいに歌えるし、アンサンブルの向上につながるのだと。
そのまま、Niels La Courの宗教曲、そして、Michael McGlynnの宗教的な曲
DSC_2067

移調ゲームアプリでトレーニングを開始した先ほどの新入団員も早速、リアル移動ドの洗礼を受ける。
その移動ドでサウンドを身体に馴染ませてからの歌詞入れするという、アンサンブル譜読みのスタイル、すっかり定着したなー。団の成長を感じる瞬間。でも歌詞まだ喋れない、みたいな。

休憩挟んで、Busto。難曲で難局。
続いて、afroamerikanisches Spiritual
DSC_2070

演奏会3stの音源ばかり聴いて臨んだ合宿だったが、ガツンと打ちのめされる感覚。ここからはじまる。

17:20から夕食。いつもなら練習始まる前…
00110008

みんなでうれしそうに「いただきま~す」

初日夜の部。ソプラノ円陣
DSC_2072

嫌になるぐらいに Kodaly。
DSC_2075

あいまいな母音というものは存在しない。決められたルールで正しく発音。
写真は円になって、どのパラグラフからでも歌えるように。

どうせ暗譜するなら、作詞者・作曲者の祈りを演じきるところまで行きたい
DSC_2076

と語りかける指揮者

初日最後は演奏会1st全曲通しでシメる
DSC_2077

指揮者も選曲を自賛していましたが、ひっそりと僕も良い構成だなと思っていました。
明日も長丁場ですが、がんばりまーす

2016.7.9

小暑。中川文化小劇場ホール練習。12/25はここで演奏会やります
DSC_2055

発声。ホールのどこか目に見えるもの(非常口くんとか、なんらかのランプ等)を自分の口と仮設定し、その部位が声を出す感じで。
DSC_2058

Kodaly
DSC_2059

言葉の意味、音楽の意味をより深く掘り下げたい。
DSC_2060

歌っている箇所のシチュエーションにもよりますが、
「声質は軽く、音楽は重く」
Kodalyの世界観を歌う上で、この助言は助けになる事柄が多い。

鈴木憲夫。
グルーヴ感。
DSC_2061

この曲を経て、合唱団は成長したい。限界に挑戦セヨ、とは指揮者談。

この日なにかの曲の冒頭、指揮者の振る予備拍のブレスで団がひとつになった(と個人的に僕が感じた)瞬間がありました。ハッとしました。タマラナイですね。

次週は岡崎で夏合宿。

新入団、女声1名。
MEAでなにかを見つけてもらうのではなく、引き続き、MEAが見つけなければいけないものがある。

2016.7.2

湿度に追い付かれ、7月冒頭で暑さ本格化の女性会館。
発声。息、声、息、声、、アスファルトを舗装するように。あれっ、変わり目 気付かなかった、みたいな感じで。しかも平面ではなく、少し隆起する感覚。
DSC_2045

Kodaly。どの箇所で自分の歌が破綻するかを自分で観察。声の、まさに出し始めと切り際に細心の注意を払う
DSC_2046

意識して頑張る合唱から、ありのままの自分でいられる合唱へ。

つながり挟んで鈴木憲夫
DSC_2048

大勢のなかで単に声を出す歓び。
上手く聴こえるようにとの功名心からの歓び。
それらの次の段階に行かなければなりません。
それは教えてもらったっていい、自分で気付いてももちろんいい。
自分の真正面でモロ感じられる歓びを。

新入団、女声1名。
MEAでなにかを見つけてもらうのではなく、MEAが見つけなければいけないものがある

2016.6.25

夏至ら辺は梅雨なんだと思い知らされたぐずついた1週間。
演奏会ジャスト半年前の女性会館。

発声時に軟口蓋と喉仏とお腹の連動の確認をしてからの「つながり」
DSC_2028

指揮者と指揮者補佐のカリキュラムの違いを楽しみ、自分を団を補完しながら鈴木憲夫、そしてKodaly。
ことポリフォニーではまず各パートでの曲としての成立が要求されている、と1パートずつ晒され言い合う。
DSC_2031
DSC_2032
DSC_2030
晒され指摘され、個がパートが確立していく感覚。そして団として。

↓(2016.6.19 発声講座受講)した団員から
例えばパート体で、まず私がちゃんと歌おう、を捨てろと、身体が固まる大きな要因のひとつなんだと教わり、その点を気を付けて練習に臨みました。
音楽上やアンサンブル上でやらなくてはならないことはやる。自分自身、それ以外でどうやら精神面がネックになっていることが多いのかなと。従業員でも拘束されているわけでもないので、義務感とかメンバー的に、とかいうことをかなぐり捨てたいです。それを思ってどうするの?って。

自分を信じること。仲間を信じること。
それが混声合唱団ですもの。

(2016.6.19 発声講座受講)

◆レポートM
しとしとと雨の降る京都。
パナムジカ主催、川井弘子先生の発声講座、合唱人のための「うまく歌える『からだ』のつかいかた」を、MEAより二名受講。
講座は同名の著書を元にしたもの。著書内では、合唱の伝統的な感覚表現を、解剖学の視点から紐解く試みがなされています。
(「あごの力をぬく」・「声を集める、前に飛ばす」・「のどを使わないで」
…などなど)

講座では、受講生5名をモデルにして、声の悩みを聞き、実際に歌ってみながら、その場でご指導。
MEAからも、モデル受講生として1名参加!
FB_IMG_1466608631004
※写真掲載パナムジカ承諾済み

指導を受けた全員に共通していた感想は、「え、こんなんでいいんですか?」でした。 
先生がされたのは、「歌おう」としすぎる意識や、「ここができていないから直そう」とする意識を、薄めること。

指導を受ける前と受けた後では、外から聴いていると明らかに音の響きが違う!
…けれども、歌っている本人としては、普段より力をぬいて歌っている「頑張っていない」状態のため、うまくいっているという自覚がないようです。。。

「『何をするか/何をしなければいけないか』ではなく、『何をしないか/何をするのをやめるか』、を考えよう。」

指示や指摘、或いは自分が感じている問題点を解決しよう!ということに意識が集中しすぎると…逆にそこが原因で力が入り、全体を崩してしまう…。
ひとつのことを、やりすぎていないか?
一方向に真面目に向かう中にも、個々人、自分の身体と照らし合わせて、振り返ることも必要なのかもしれません。

自分の声は、人に聴いてもらうしかわからない。
自分の意識や感覚は、自分にしかわからない。
有意義な気付きを沢山いただけたセミナーでした。気付きを基に、早く歌いたい!

20160619181315_p

2016.6.18

夏至目前の女性会館。
視線の先はXmas。12/25に行う第8回演奏会実行委員会が立ち上げ。
DSC_2003

Kodaly
DSC_2004

Kodaly
DSC_2007

Kodaly
DSC_2016

最後に少し鈴木憲夫。

頭の緯度が低いというか、高いところで鳴ってないような気がします。
また、パラグラフごとの大まかな意味も把握できてないので、実感が伴うところまでいってませんね。

合唱祭のHブロックで多くの感想をいただきました。ありがとうございました。郵送で届いた翌日、金曜昼には団展開させていただきました。
賛辞ばかりでまことにうれしい限りです。
しかし、団側に、そのよいものを届けたという意図から来るアチーブメント感がほしいと思います。

柔軟対決MEAkids
DSC_2015

♪新入団、女声1名。一念発起、ありがとうございます

愛知県合唱祭 2016.6.12

名古屋文理大学文化フォーラムにて行われた、「第55回 愛知県合唱祭」に出演してきました。

まず一宮スポーツ文化センターにて当日直前練習。
DSC_1985

名古屋文理大学文化フォーラムに移動し、我々参加の、強豪ひしめくHブロック。
DSC_1986
写真は、ブロック演奏開始前の全体合唱「大地讃頌」の練習の様子。

演奏曲
・Laulusild(Bridge of Song) 作曲:Veljo Tormis
・おもちゃのチャチャチャ 編曲:鷹羽弘晃

ブロック演奏が終わり、全体連絡。
DSC_1987

「(同じブロックの)こういう相手(でもあり仲間でもある)と戦う(というか、歌い合っていく)んだ」と語りかける指揮者。

打ち上げの乾杯で、「去年よりよかった」と振り返りつつ、カタい目に語りかける指揮者補佐。
DSC_1990

僕自身、「さあ、これまでの成果を」とか「さあ、祭の場で会場隅々まで声が届くように歌おう」などの、肩肘張ったというか、気負った感じがほとんど皆無の合唱祭でした。
なんというか、もちろんコンクールや演奏会に向けてプラス、大義というか大望というかに向かって、声を出すひとつの場であったように感じました。

愛知県合唱界という波にもまれる中で、混声合唱団VoxMEAとしてのアイデンティティを・・・、と述べる前に、
団員ひとりひとりをもっともっと見つめていきたい、
祭の後、そう思いました。
DSC_1989

2016.6.11

◆文責M
明日の合唱祭にむけて、本日の練習は中川文化小劇場にて。
DSC_1975
Xmas12/25の第8回演奏会もココでやります。

発声では、身体を下から組み立てて。
腹斜筋→胸腔→声帯→口(軟口蓋と口の形)…
「からだ」が楽器。
どんな楽器を使うにしても、手入れをして準備をして、それからやっと、音楽が奏でられるはず…
そして、音楽を奏でることに集中したいなら…。そこまでの準備は、本当は無意識にできているようになりたい…。
規定型のない「からだ」に向き合う。音楽に正対する、そのスタートラインまですら、果てしない…、と強く感じました。その認識がまず、スタートラインなんだとも言えると思います。前向き前向き。

合唱祭の練習に加え、鈴木憲夫。
DSC_1981
ピアノの迫力と、美しさに圧倒されながら…
音も表現も、ピアノにノセてもらうんじゃなくて、相乗効果を紡げるようになりたい。

DSC_1982
「声を出す前の準備で、既に出る音は決まっている」
ならば、声の積み重ねでできている舞台も同様だろう。
「ステージに乗る前の準備で、既にできる音楽は…」
一音でも、一言でも、音楽に正対できる時間が長くありますように。まだできることはあるはず。
DSC_1980
合唱祭、明日(厳密には今日)です!

民族学でいう「ハレ」の日。
VoxMEAは、二曲豊穣を祈りつつ、カーニバルを闊歩します。その先にコンクールがあり、Xmasの第8回演奏会@中川BSGがあります。聴き逃しは後の祭だゾ。
(合唱祭プログラムより原文まま)

2016.6.4

曇天。
も練習終わり際は雨に濡れた女性会館、今日はホール練習
DSC_1921
発声では、母音の 「A・E・I」 「A・O・U」 の、それぞれ特性を留意しつつ生かしつつ、母音を2度言うというか、母音を進化させるというか、母音を母音で押し込む感じで。
軟口蓋を拡げるイメージ、ではなく実際に、物理的に空間を拡げること。
その発声で、鈴木憲夫。
裏でMEAkidsも継続的な運用
DSC_1936

そして、(もう来週!の)合唱祭2曲
DSC_1937

「ハートは熱く、頭は冷静に」
合唱してるとまま出くわす言葉で、筆者も二十数年前に京都での学生時代、京都会館(現 ロームシアター京都ROHM Theatre Kyoto。ネーミングライツで名称替わったんだ)での京都合唱祭、1回生で合唱初舞台の出番直前に、誰か先輩に言われましたなー。

いまだに言われますし、言われて最もとも思うのですが。
でもこの『「ハートは熱く、頭は冷静に」の次の世界』でやっていきたいです。ハートは熱く、って熱量は言われてどうこうってことではありませんので。
楽譜の中を縦横無尽に歌いたいですね。それには冷静さはマストだし、暗譜が伴う曲がある中、音楽を「身体に入れる」(指揮者談)ってことなんだと思います。

♪新入団、女声1名。よい歌、歌いましょうね

(2016.5.29)

本日5/29は、団員同士の結婚披露宴にて演奏してきました。
DSC_1915

二次会でも歌いました。
DSC_1917

そこには適温の、ささやかな幸福がありました。
おふたり、おめでとう!