2016.8.27

変な動きの台風に身構える女性会館

編曲Will ToddのXmasキャロル
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男声女声の垣根を越えたユニゾンの音を出したい。

また、小節またぎをノンブレスで越えていきたいとき、その恋するレガートが求められているんだなと思うし、副指揮者曰く、ポイントポイントでなくても音が鳴っていること。

最近(最近ではダメなんですが)思うのですが、「なんとなく」でできることはもう限られてきてるな、と。意欲を持って意志を持って歌おうと。ご指摘やメソッドに得心できる部分も多く。

afroamerikanisches Spiritual,
Mack WilbergのXmasソング
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いいことばかりでもなく。この3stのXmas関連群は早口の喋りが要求されていることもあり、声にモザイクがかかっているようで。練習していくうちに多少そのモザイクも薄くなりますが、とにかく、(個人的には)移動ドと本来の音と歌詞がごっちゃになってしまって。好きなことやってるんだからめげることなく前を向くこと。

MEAkids
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(2016.8.21 有志2名による 合唱団 花集庵さんの練習見学)

8月21日(日) 有志2名による花集庵さんの練習見学

「もっとうまくなりたい!」「日々の練習に活かせる何かを吸収したい!」と渇望していた某団員2名で、合唱団花集庵さんの練習に見学に行って参りました。この日は午前・午後と長時間の練習日。そのうち、午前の部に参加。

体をほぐす体操ののち、ブレス練習。これが本当に面白かった!
「風船って、最初、膨らませるのに難関がありますよね。その時のイメージをもっとはっきりと」
「さて、次はラムネの瓶を手にしてみましょう。あの瓶の口に息を吹きかけると、笛みたいになりますよね。では、その瓶を鳴らすイメージのブレスをください」など。
…体の筋肉をどう使うのか、とか、物理的な指導ではなく、イメージ先行。こんなブレス練習は初めてでした。
その後、パートごとに円になって、ブレスを合わせる練習。パートの中の誰かのブレスの深さ、流れに合わせて自分も切る、というもの。仲間のブレスを肌で感じる練習です。
「ブレスの切り際がどんな風になるといいのか、パートの中でよくイメージを共有しましょう」との指導者の言葉を受け、パートのベテランの方が「やわらかいソフトクリームが巻き上がるようなひゅっとした感じでそろえてみましょうか」と、すかさずイニシアチブを取ってくださいました。団員の一人ひとりがこんな風に豊かな想像力を持ってブレスを流せるから、素晴らしい歌声につながるのだと実感。

その後は曲練習。来る11/12(土)に行われる第三回の演奏会に向けての新曲の音取り。
すべてのパートを全員でさらりと音取りした後の指揮者の言葉。「ではもう一度、頭の中で音を取り直しましょう。音がとりにくい箇所を確認してください。自分のパートだけではなく、ほかのパートについても考えてみましょう」。
これも大変効果的な練習方法だと思いました。和音構成を把握し、乱暴な声出しをしない。自然に流れるちょっとした歌声にデリカシーがあるのです。ガチガチに緊迫感があるわけじゃない(むしろ、すごくやわらかい雰囲気がある)のに、音や声に対する繊細な姿勢がもう体にしみついている。音楽に対する姿勢に学ぶものあり、でした。

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花集庵さん、ほんとうにありがとうございました!

2016.8.20

リオオリンピックが大詰め、女性会館。
こちら、名古屋の混声合唱団VoxMEAは、練習前に演奏会実行委員会
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その演奏会に向けての、Mack WilbergのXmasソング
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Busto
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恋は「訪れる」ものと言います(少なくとも僕はそう思っています)が、いまはレガートに恋してます。
でも、恋に恋して…じゃないですが、ブレスやお腹を意識し、意識するだけではなく活用すること、それができている人(団)にレガートは訪れ、きれいな声,和声,説得力が身に付くのだと思います。

ここ2,3年、サウンド面を主に、それから言葉の強さにフォーカスして取り組んでまいりました。指揮者もいて、それなりに音楽が成り立(ってしま)ってきましたがもうここからは(といってこれまでを否定する訳では決してありませんが)、

声を出す機会毎に歌い手本人がやりきっていかないと実を結びません。

その思いを、今回のコンクールで新たにいたしました。

※MEAkids
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2016.8.13

暑さでうだるも女性会館
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ネウマ譜とNiels La Courの宗教曲、そして、Michael McGlynnの宗教的な曲
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コンクールから1週間。
この1週間は、前回書いたコンクール所感ブログにあまりにも謙虚さがないことが恥ずかしくなり、週ナカで編集してしまいたいぐらいでした。

技術面の振り返りとして、声・響きの強さ,言葉の訴えかけに主眼を置き、自由曲「永久ニ」に取り組みました。
次なる課題としての、ブレスからのレガート,高い位置での響きを磨いていきたいです。
その練習を通して、よりよい音楽,説得力のある音楽のできる合唱団を目指します。

また、僕の助けとなった団員の言葉。
「コンクールでの結果を受けて、音楽の指針に迷う必要など全くなくむしろ、今歩いている道の、その何倍もの距離を何倍もの速度で突き進む必要がある」
『全くなくむしろ』の部分が好き。人間性を感じて好き。

今回の練習では、団が結果や講評を真摯に受け止め、先週深く閉じた瞳を強い光を宿して見開き、課題を誠実に克服していこうとする姿がありました。

さしあたり、真夏にXmasソングやってます。

◇久々にMEAkidsの様子を
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施設内託児室にて子連れ団員が交代で子守しています。出産を経ても団員の合唱ライフをサポートします

2016.8.7【銀賞3位】コンクール県大会

8/7(日)コンクール県大会、大学・職場・一般部門「混声合唱の部」結果は、
3位『銀賞』でした。

【課題曲】G2 Szép könyörgés(Kodály Zoltán)
【自由曲】永久ニ(鈴木憲夫)

《コンクール審査員講評》
◇水野みか子先生
(課題曲)
発声・音質A 音程・ハーモニーB 音楽性B 選曲A
生き生きとした明るい声が出ていて好感がもてました。
時々あいまいな音程で歌われ、ハーモニーが曇った感じになってしまったのが残念です。
(自由曲)
発声・音質B 音程・ハーモニーB 音楽性A 選曲B
合唱団の若々しさがエネルギッシュにあらわれるよい演奏でした。
日本語の発音がもう少しはっきりする方がよいと思います。

◇本山秀毅先生
(課題曲)
発声・音質B 音程・ハーモニーB 音楽性B 選曲B
各パートに分かれると、支えのない息の流れの弱い音が気になる。アンサンブルの部分は考えられているが、弱声に今一歩配慮がほしい。拍節的な運びが目立ち、思うほど流れていない。リズムが必要な部分でもレガートな息の運びを。
(自由曲)
発声・音質B 音程・ハーモニーB 音楽性B 選曲B
基本的な息の流れを強化して下さい。ロングトーンの支えが高く、この曲の要求している響きの厚さが今一歩表現出来ていない。音の拡がりがユニゾンなどで打ち消し合うため思ったほどアピールがない。客観的に出ている音をよくきいてほしい。

演奏後、
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「音に出ていたことはよかった。試演会をした花集庵さんの演奏を舞台袖で聴けて、プロセス含めて楽しむことができた」と語りかける指揮者。

表彰式後、
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「悔しさを次につなげたい。ここで感じたこと、よかったこと、できなかったこと、すべてがコンクール」と語りかける音楽スタッフ。

・・・打ち上げにて、コンクール初オンステの学生団員が僕に言い放った、

「来年もchallengeしたい」

ほんとにうれしかった。救われた。失意とか言ってる場合じゃない。前を向く。
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写真は、シメる第8回演奏会実行委員長。
12/25に向けて再び走り出す。

・・・VoxMEAが深く眼を閉じる。
結果が出て曇る視界を懸命に振り払いながら、人間の原点に立ち返ってしまう、。
よい演奏をするためのプロセスを踏み、本番前日の手応え通りによい演奏もできました。そこでの歓びは決して色褪せません。
プラス、評価をいただくことでの自己評価と他己評価のリンク、それが歓びをより確かなものへと高めてくれるのでしょう。

さて、メジャー3,000本安打を達成した、米大リーグのイチロー選手がその試合後、
「今の僕にとって、3,000という数字よりも、僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んでくれることが、何より大事」と語っています。

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地球は広いなー。
一度きりの人生。
やってみようよ、この地球で自分は何ができるか。
混声合唱団VoxMEA

歴史を紐解くと、9年連続銀賞です。
※参照 演奏の記録

2016.8.6 コンクール前日 守山文化小劇場 ホール練習

コンクール前日です。
書きがちな胎動とかでもいいと思います。
あと、信なくば立たずというか、オリンピック出場選手や監督、コーチらが口にする前向き発言的な感じでもいいと思います。
結果に先回りして、前日のこの場での発言を無難にするのも違うような。

明日のVoxMEAは、よい演奏ができそうです。
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無難?

2016.7.31名古屋文理大学文化フォーラム 大ホール練習

コンクール1週間前。本番会場の、名古屋文理大学文化フォーラム 大ホールにて練習。
ところどころ、昨晩の花集庵さんとの試演会で得たものを反映させながら、立ち位置、聴こえ方、ピアノとの調整に終始
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次の日曜日8/7、コンクール県大会@名古屋文理大学文化フォーラム
大学・職場・一般部門『混声合唱の部』
シード2団体除く3団体中3番目、16:18-16:32(予定)に出演します。

[合同試演会] 2016.7.30 合唱団 花集庵と

ホールの記憶、正負ではなく、ホールの記憶。
名古屋文理大学文化フォーラム・・・ ある。
中川文化小劇場も・・ ある。
しらかわホールも・・ ある。
熱田文化小劇場・・・久々で・・・ない。
今宵、合唱団 花集庵さんと合同試演会。ホールの記憶とともに、VoxMEAが合唱「団」として記憶の1ページを増やし、刻むときが訪れました。

花集庵団長とVoxMEA代表によるエール交換
(お菓子ありがとうございました)
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合同体操、合同ブレス
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ゼスチャーで表せない「音楽」ってもんは難しい(。だからがんばりましょう)、と語る花集庵指揮者。

引き続き、VoxMEA指揮者による合同発声
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コラボの相乗効果か、ホールの恩恵か、(自分で書くのもナンだが)ものすっごいいい音。筆者でも分かる倍音

おのおの練習。
「練習してきました、って音楽はやめよう」と声をかけるVoxMEA指揮者
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ホールの対壁(たいへき)から自分の声を発する感覚。それは響くホールでもデッドなホールでも変わらない。

そしていよいよ合同試演会。

本番での演奏順に倣って花集庵から、課題曲、自由曲DSC_2126
基本的に発声ができており、聴かせどころが確実に押さえられている好演。

VoxMEA指揮者によるプチワークショップDSC_2130

続いてVoxMEAの課題曲、自由曲
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花集庵指揮者によるプチワークショップ
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やっぱりお互いに指摘されたことは、主に自由曲の入り。
よく歌い込まれた課題曲のラストから、さらに高いテンションで始めたい。各指揮者が思うスキルを各団にフィードバック。しかもそれに団それぞれが大きく頷き合う。本番1週間前に。

これはもうある意味、事件ですね。
選曲は戦略だ、という今は昔の、やる曲を秘密裏に秘密裏にしてきたコンクール。時代が変わったとか追い付いたというよりは、時代を創った感じ。

両団指揮者によるカメラ目線
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新しい扉をこじ開けた両団。
じゃあ歌おっか、ってなり(予定通り)、

VoxMEA指揮者による「つながり」
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花集庵指揮者による「夢みたものは」で締めくくる
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そして交流会へ流れ込む
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「戦う前からノーサイドだ」と乾杯するVoxMEA代表

愛知県合唱界の未来に武者震いする花集庵指揮者
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「来年もやる。輪を広げて」とVoxMEA指揮者
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曲についてのフィードバックや、プレコンクールみたいなことができたことは収穫。でも、この合同試演会自体に関しては、客観性は抜きにしときたい。
従来、交わらない二本の線が交わった。。
同じ志向を持つ二つのコミュニティが間近でぶつけ合い、歓びを分かち合った。。
それでええじゃないか。

この熱田文化小劇場で育まれた新たな息吹を、それぞれ団が、一人ひとりが自分のブレスに替えて来週、思いっきり稲沢で歌いたい
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2016.7.23

本練前、テノールはVoxMEAヴォイストレーナー三輪陽子先生によるパートヴォイトレ
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「お腹のことが抜けてしまうときそれは、言葉,背景,深さが抜け落ちているとき」
思い起こさせていただく点があり、また、
適切な表現に肉薄するための様々な歌唱の提示があり。
同じことを言いたくない以上に、同じことは言われてはいかんなと。レベルアップというか対応力の底上げを図っていきたいです。三輪先生はあまりにも大きな存在であります。

さて、大暑を迎えた女性会館。コンクール本番である2週間後は、暦の上ではもう立秋。暑いが速い。

見学者8名ありました。ありがたいですね
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Kodaly
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「聴いている側の喉が苦しくなる声は要らない」、つまり「自由に流れている息がほしい」と指揮者。

続いて鈴木憲夫
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女声男声のピッチを合わせるため対面してDSC_2109

指摘され改善を要するときや、歌を歌う歓びを感じるときの、自分の中の、それらを感じ取る世界をもっともっと大きくしたいです。
歌における感情の起伏の積み重ねが、意欲だったり活力だったりにつながっていくのだと思います。

また、心の叫びや深い悲しみ、時代のロマン、かつナレーションするときはナレーションする等、誰でもない自分が喋る言葉として成立するように、しっかりと準備をしたいです。歌い手側が通り過ぎてしまっていては、聴く側にも届かず、ステージ体が成り立たないと思います。

コンクールを最良の媒介としたいです。

次週、某団さんと試演会

2016.7.17 夏合宿最終日

初ツイートから明けて、美合の青年の家の朝は、これも恒例の朝の集いでスタート。ラジオ体操第一♪
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朝ごはん
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愚直に笑顔で「いただきま~す」

Mack WilbergのXmasソング2曲、編曲Will ToddやJohn RutterのXmasキャロルのピアノ合わせ
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お昼ご飯「いただきまーす」
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同日宿泊で居合わせた他のグループの方にいただいた笑文字の笑ハガキ
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鈴木憲夫、全曲通しして、「つながり」「夢みたものは」
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2日目は超久々の曲もあり、頓挫する場面もありました。僕にとって救いだったのは、指揮者の「あっこれ行けそう行けそう」という曲後の前向きな一言があったことです。
僕にはまだ見えない、演奏会を歌える構図をなんとか早く引き出せるように、曲と向き合っていきたいです