◆お知らせ


【今年の行事】
◆8/6(日)コンクール県大会
@名古屋文理大学文化フォーラム
3団体出場で、3位銀賞でした。
【課題曲】三善 晃「子どもは…」
【自由曲】Marek Raczyński「Dominus illuminatio mea」
Felix Mendelssohn 「Richte mich, Gott」


次は年末、
◆12/23(土)VoxMEA音楽祭2017
@名古屋市中川文化小劇場


★6/11合唱祭の演奏写真


◆団員募集中
興味を持たれた方は Mail to VoxMEA (代表:伊藤) まで
yahoo , gmail , icloud 等、「携帯以外のアドレス」 からご連絡いただきたいです。
*携帯からですとスパムメールとしてはじかれてしまう可能性が高いためです。

サイト内「活動計画カレンダー」にて練習予定を掲載しております。
詳しくは本サイト内 “VoxMEA” とは?をご覧ください。



ギターマンドリン合奏団 "meets" さんの演奏会

去年、ジョイントコンサートを行った “meets” さんの演奏会が2010.7.10(土)に中電ホールで行われます。興味のある方はぜひご検討ください。
ギターマンドリン合奏団 “meets” 15th 演奏会
日時:2010年7月10日(土)
17:30開場 18:00開演
場所:中電ホール
地下鉄東山線「栄駅」5番出口から東へ徒歩約5分
地下鉄桜通線「高岳駅」4番出口から南へ徒歩約8分
入場料:一般の方は1000円 学生の方は500円

“meets” & VoxMEA ジョイントコンサートより“グランドシャコンヌ” (藤掛廣幸)

講義要約 : 2010年度 「音楽史」 西南学院大学 (個人的に世界一受けたい授業)がちょうどバッハに差し掛かっていたので読んでいたのですが、そこで紹介されていたのがシャコンヌでした。
シャコンヌ | Wikipedia
シャコンヌ (仏 chaconne、チャッコーナ 伊 ciaccona、チャコーナ 西 chacona) は、特定の低音および和声進行を繰り返すオスティナート・バスを用いた曲の呼称のひとつ。17世紀までのシャコンヌの多くは快活な3拍子の舞曲である。オスティナート・バスによる類似の音楽としてパッサカリアがあるが、17世紀後半以降、「シャコンヌ」と「パッサカリア」の呼称はしばしば混同して用いられている。
<中略>
この時期のイタリアのチャッコーナに基づく声楽作品として、たとえばクラウディオ・モンテヴェルディの「音楽の諧謔」 (Scherzi musicali (1632)) の「西風が戻り」Zefiro torna がある。

モンテヴェルディの曲は VoxMEA 第2回演奏会等で取り上げていたりします。紹介するのに良い演奏を見つけられませんでしたが「西風が戻り」も良い曲ですよ~。
実はこの日時はちょうど VoxMEA の練習時間とかぶってしまうんです…(涙)。VoxMEA から行ける人は限られると思いますが、素晴らしい演奏会となりますようお祈りしています。

歌を更にうまく歌う (1)

前回、母音の出し方についてで “ア” を出すときの舌の位置が定位置と書きましたが、今回は、合唱で “ア” を歌う時に、舌の位置がちょっと引っ込んでいる人向けの話です。
というか、この状態になっているのは、ちょっと前の私もそうで、奥さんもそうなんで頑張って教えているところなんです。多くの方がこの状態にハマっていると思いますので、自覚していなくても鏡を見て自己チェックすることをおすすめします。
この状態を克服するのは本当に難しいです。勘違いとか間違っているところがあればごめんなさい(笑)。
舌の位置が引っ込んでいるのは、軟口蓋を上げた時に一緒に舌の力も入っているからです。この状態で頭声を出すのは簡単なのですが、胸声はうまく出せません。なので、今回の話は胸声と頭声で歌い方を変えている人向けの話だったりします。
音の跳躍をうまく歌うでさらけ出しているんですが、私も完全に出し方を忘れちゃっていました(涙)。
この状態で出す頭声は口の奥の空間が十分で無いので、良い意味では『響きが澄んだ』、悪い意味では『尖った』音に聴こえます。
せっかくの良い声が何だか矯正されたような、そんな響きになっちゃうんです。本当にもったいないです。
この状態を克服するのはいろいろな方法があると思いますが、楽しみながら上達するのが VoxMEA の持ち味なので、私としてはきっかけとして歌を歌ってみるのをオススメします。カラオケとか唱歌とか、なんでも良いです。ただし、選ぶ際は以下に気をつけた方が良いです。
・地声から声がひっくり返るまでの音を把握して、その音域に近い曲にする
・できれば低声から始まってだんだん高音になる曲にする
・好きな歌にする
参考サイト : 音域データ! @ ウィキ ~この曲の最高音はどこ?~
自分らなりに、この条件に当てはまる曲を探してみた結果がこちらです。好みが偏っているところは勘弁してください(笑)。


完全に奥さんのカラオケの持ち歌なんですが、
女声のこういう曲は他にも探せばいろいろと出てきます。


日曜日の朝に再放送している新・三銃士のエンディングです。
原曲はいきなりサビから入るのであえてこれにしました。
簡単に歌えそうなんですが、実際に歌ってみるとそうは行かない。
平井堅の歌唱力の凄さが理解できる曲です。
ドラマ(人形劇)も面白いので、休みの朝にダラダラと観るのはオススメ(笑)。

選んだあと、歌う際に注意することは以下のポイントです。
軟口蓋を上げない
声に響きを持たせようとすると軟口蓋を上げなくてはならないのですが、軟口蓋を上げることで舌が固まってしまうので、ここはあえて軟口蓋を上げずに歌います。
息の流れ・腹式呼吸を意識する
こういう曲を最初から地声で歌おうとすると、途中で声が裏返っちゃいます。なので、最初から頭声を出す「ロウソクを消さずに歌う」息の流れを意識することが重要です。表情筋を凄く意識しましょう。
それに付随して腹式呼吸で息を出すことで高音まで伸びよく出すことが出来るようになります。脱力して、お腹にしっかり空気を入れる姿勢も重要です。以前書いた、歌うときの口の形についてはこの辺がゴチャ混ぜになっていたんだな~と反省。修正しておきます。
絢香と平井堅が歌っている動画がこれです。

動きがついている分、上体が全くブレていないことが分かりやすいです。歌っていると、アクセントとかフォルテの際に体が前のめりになって、背骨が曲がってしまうんですが、こういう癖は本当に注意しなくてはと思えます。
長くなってしまったので今回はこの辺でいったん区切ります。合唱が趣味でもカラオケは嫌(苦手)…って人は結構いるんですが、曲を最初から最後まで歌い切ることは、歌う技術の向上になるんじゃないかな、という話でした。

母音の出し方について

今日は、分かってしまえばビックリするほど簡単なのですが、分からないと本当に難しい母音の出し方について調べてみました。
母音について
声帯で生成された音は、声道(喉と口)の形で決まる共鳴によって特定の周波数が強調されます。こうして作られるのが母音です。ここで強調される特定の周波数をフォルマントというそうです。声がどうやって作られるかは以下のサイトに詳しいので、調べたい人はどうぞ。
声の種類と発声のしくみ | 研究開発 | OKI
フォルマント | Wikipedia
日本人は、こうやって強調された周波数を持つ音を聴くと、5つの日本語の母音のうち1つの母音に頭の中で変換します。”1つの”っていうところがミソで、出している自分にはあいまいな母音に思えても、聞いている人には必ず何かしらの母音に聞こえるんです。合唱では、この特徴を利用して母音の発声をすると、もの凄く楽に歌えるようになります。
母音の出し方について


合唱における最も良い喉の開け方は、以前歌うときの口の形についてで書きました。なので母音をそこから先でうまく出さないといけません。母音が変化すると口の中の形が変わってしまう…。そんな人がうまくなるかもしれない母音の出し方のコツが、いつもお世話になっているサイトで紹介されていました。
発声についての色々な問題が解決するかもしれない、「母音」のボイストレーニング | 烏は歌う
定番の発声練習である「あーえーいーおーうーおーいーえーあー」(音程はつけてもつけなくても良し)を、
・口を「正しく」しっかり開き
・あごの開き具合は一切変えずに
・「あ→え→い」は「舌」の動きだけで母音を変化させる
・「い→お→う」も「舌」の動き、できなければほんの少し「唇」をすぼめることで母音を変化させる
という練習を、最近よくやっています。

なかなか気付きにくいことをさらっと書ける人は凄いです。VoxMEAも発声練習で”アエイオウ”をやっているんですが、これを読んでやってみると、”アエイオウ”を発声練習でやっている意味が理解できます。
“アエイオウ”をやってみる
上記のサイトに紹介されているとおり、喉や舌に力が入りやすいので、感覚を掴むためにはまず、出しやすい地声で練習してみるのが良いと思います。
“ア~”って言っているときには、おそらく舌は定位置にいると思います。この時点で舌に力が入らないように注意しましょう。その舌を少しずつ前に出していくと少しずつ”エ”に近付いていきませんか?なんなら唇の外に舌を出して『ヴェー』ってなっても良いかと(笑)。
“エ”が出せたら、そのまま舌の先を持ち上げていって、”イ”に近づくポイントを探してみてください。”イ”ができたら上に書いてあるように、唇を使って”オ”、”ウ”を出してみると良いと思います。
“イ”→”オ”→”ウ”では顎を動かしてしまいがちなんですが、あくまで舌と唇だけで母音をコントロールすることで、良い響きが保てるようになります。

舌の位置と母音を表しているちょうどいい絵が Wikipedia にあったのですが、私は図に示しているように舌の先で母音を調整するようにしています。響きの空間を作るには一番良いのかな、というのが理由です。違ってたらごめんなさい(笑)。
注意点
自分の出している母音がどうやって聴こえるかは他の人に聞いてもらってアドバイスを受けると良いと思います。”イ”、”エ”は特に、曖昧に出しているつもりでも意外と”イ”、”エ”に聞こえていたりするので、出すのがグンと楽になったりします。
コツが分かったら例えば課題曲の “Ne timeas, Maria” の入りの母音だけ(“エ”→”イ”→”エ”→”ア”)出して練習してみたりすると、出しやすさが実感できると思います。
あと、地声でやっていると楽なのですが、実際に歌ってみると舌や喉に力が入りやすいです。力が入りやすい母音の代表格は”イ”です。逆説的になるかもしれませんが、もし巻き舌が出来ないのであれば一度、巻き舌を練習してみて「舌根の力を抜きながら舌を上げる」感覚を掴むと良いと思います。

どんぐりのコマ(五つの童画)の詩の解釈

どんぐりのコマ … どんぐりの頭 神さまがちょっと

つまんでとがらせた


『どんぐりのコマ』も含め、この曲集に含まれている曲の言葉は割と平易で、一見すると子供が書いた絵の情景を表現した詩に見えるんですが、理解しようとするとその深いメッセージ性に気付くことができます。
まるで子供に絵本を読み聞かせる時に、こっちがその絵本が発信しているメッセージに気付き、教えてあげているつもりが逆に教えられているような、そんな体験です。
この詩集を五つの“童画”と名付けたセンスは物凄いことだと思います。
…というわけで、相変わらず勝手に解釈をしていこうと思います。
さっそく詩を読んでいきます。最初の「なぜとがってる」と問いかけをしている人はだれでしょうか。おそらく子供なんでしょうね。Sop.が担当なので男の子、女の子に関わらず小さい子だと思います。
そこから先の“樫の木に”以降は詩にインデントがついているように、情景の説明です。ここでの
いっぱいなりました … いっぱい(実が)生った
まあるくなりました … 丸くなった、丸く(実が)生った
その後の“樫の木になりたい” … 文字通り
というように、同じ“なる”という文字でも言葉ごとに意味が推移していきます。
この後は擬人化されたどんぐりの物語です。擬人化するには物語の書き手がいるので、書き手兼読み手は最初に出てきた子供なんでしょう。いろいろな大きさのどんぐりを見て、いろいろと想像を駆け巡らせたと思います。「大きいのは大きい樫の木になりたいんだな」とか…、あれ、じゃあ小さいどんぐりは?普通、樫の木って大きいです。この考えだと小さなどんぐりは何にもなれませんよね。
ここで子供は、頭の中で神さまを作ります。優しい神さまが、小さなどんぐりに対して『コマになっていいんだよ』と、頭をつまんでとがらせたのだと思いつきました。だから大きなどんぐりも小さなどんぐりも喜んで飛び降りて行く情景が子供の頭の中で生き生きとイメージされます。
“どんぐりみんな”以降は、子どもが言葉としての『どんぐり』から、種としての意味を持つ『樫の実』を理解するんだけど、そうやって考えるとみんな幸せになれないので、神さまがわざと樫の実を『とんがり頭』にして、『コマの足』とするストーリーが作られる過程をまとめています。
“どんぐり!”は感極まった子供の叫びでしょう。“からからくるり”でどんぐりのコマがカラカラと音を立てて回る様、カラカラと乾燥した情景を思い浮かばせ、続いて“落ち葉もまわる”“風もまわるよ”と、からっ風が吹いて落ち葉が回る様子を子供の視点から、すべての見るものが新鮮な視点で描かれます。
“こどもたち”以降、フィナーレはどんぐり・子供たちを最も俯瞰的な目で見た立場から描かれます。この光景を見ているのは、この詩を書かれた高田敏子さんであり、この詩を読んだ私たちです。
…というのが私の解釈です。情け無いことに全く自信がありません(涙)、変なところがあれば優しく突っ込んでいただけると助かります。
五つの童画について説明がされていましたので、今回はそれを念頭に詩の解釈を行いました。
調布市民合唱団ホームページ
1968年の作品。 ビクターからリリースされている『三善晃作品集1』の中で三善晃は、高田敏子さんに、「人間と地球全体をくるむ愛を歌う、というテーマで、詩心をもっと ひろやかに、少しばかりのフィクシャスな寓意をはさみこんだ詩を書いてくださるようお願いした。」と書いている。
私の詩の解釈は途中から大分暴走しています(笑)、愛を与えてくれる神様って人間が作り出したものなんじゃないかなと思い、こういう解釈になりました。出来る限りの言葉を使ったつもりですが、力足らずで伝わりきれていなければごめんなさい。
最後に、子供がらみで感動した動画を紹介します。

Ne timeas, Maria の楽譜

楽譜と言ってもグレゴリオ聖歌の楽譜です。モテットやミサの旋律の基礎に用いられている原本を知ってみようという試みです。


楽譜の様式が五線譜と異なります。この譜面の様式はネウマ譜と呼ばれるそうです。
ネウマ譜 | Wikipedia
ネウマ譜(neumatic notation)とは、ネウマと呼ばれる記号を用いた記譜法のことである。9世紀頃に現れ、音高を明示しないネウマ、音高ネウマ(ダイアステマ記譜法)といった初期の記譜法が発展し、11 世紀になると譜線ネウマが見られ、4本の譜線が用いられるようになった。このころ、線譜表には、C音とF音が付けられるようになり、それがハ音記号とヘ音記号となる(ト音記号もG音の記号である)。ネウマ(neuma, νευμα)とはギリシャ語で「合図、身振り」という意味であり、合唱を指揮する際の手の合図である。
ネウマ譜自体はあんまり読めなくても、なんとなく音程のイメージは掴めますよね。グレゴリオ聖歌版”Ne timeas, Maria”はここでほとんどを視聴できるので、気になった人は聴いてみると良いです。課題曲と見比べてみて、オリジナルがどのように移植されているか考えてみるのも、理解を深めるのに役立つと思います。”EUOUAE”ってなんだと思いましたが、”seculorum amen” の略で、最も長い母音で構成されている英単語としてギネスに載っているんだそうです。
備忘録的ネウマ譜まとめ
ネウマ譜を調べられるサイトをまとめておきます。
MusicaSacra
ほとんどすべてのネウマ譜が見られます。今日の楽譜はここにある“Antiphonale (1912)”から持ってきています。
Gregorian chants, with audio files
実際の歌い方(mp3)付きのネウマ譜が見られます。”Ne timeas, Maria”は無かった…。
Codices Electronici Sangallenses
譜線の無い「古ネウマ譜」のデータベース。ザンクト・ガレン修道院の手写本が収蔵されています。

高音で喉が固まってしまう人用のトレーニングが素晴らしすぎる

高音で喉が固まってしまったり、喉仏が上がってしまう人用のトレーニング法をいろいろと探して試していたんですが、ここで紹介されている方法が素晴らしすぎました。
「高音」を出す!~実践編~ | 烏は歌う
ヘソを見てボートを漕げ – ヴォイストレーナー チャトラ猫の原稿倉庫 – Yahoo!ブログ
ボートを漕ぐつもりで床に座ってみましょう。膝は立て脚は開いて安定を保ちます。そのまま後ろに倒れながら「フンッ」と鼻で笑います。それを数回繰り返してみましょう。元の位置に戻ったとき、自然に息が吸えていることが確認できましたか?きちんと息を吐ければ吸うことは自然にできるのです。それ以上に息を吸うことは胸が硬くなってしまい、結果的に声を疲れさせます。倒れたときに上を向くのもいけません。アゴが出た状態になって首筋を固め響きが扁平になるからです。だから自分自身のオヘソを見ていてください。次に、「フンッ」の代わりに「フ~ウン~」にしてみます。適当な高さの音で「フ~」を伸ばし、「ウ」で4度上の音にしましょう。「ン~」で元の高さに戻ります。姿勢も同様に「フ~」で倒れ始め「ウ」のときに一番後ろに行きます。実際のボート漕ぎでも、最も力が出る瞬間でしょう。「ン~」は「フ~」よりも短くて良いのです。その分が息継ぎの時間になるからです。これも何度か繰り返してください。そして半音ずつ上げていきます…
このトレーニング法を図示してみました。

座って基準となる音で「フー」と発声しながら後ろに倒れる

ボート漕ぎのような、一番後ろに倒れたところで、4度上がって「ウー」と発声

もとの姿勢に戻りながら「ンー」と基準となる音を発声

どこが素晴らしいか
高音で喉を固めないコツは当たり前なんですが『喉周りの筋肉を緩める』ことと、意外と分かっていない人が多いんですが『腹筋・背筋を使う』ことです。なので、頭声を綺麗に出そうとするボイストレーニングは『喉周りの筋肉を緩めながら腹筋・背筋を使う』ことなんですが、これと合わせて高音を出そうとすると、どれかの意識が抜けてしまうんですよね…。
なので、視線を下に向けて、顎を下がらせることで強制的に『喉周りの筋肉を緩める』ことと、後ろに倒れることによって『腹筋・背筋を使う』ことの両方が一度にできるこのトレーニング方法は素晴らしいんです。少なくとも、練習で指揮者の『重いものを持ち上げるように高音を出す』っていう例えが実感できない人は、一度、このトレーニングをやってみて、どこの筋肉を使うべきなのか知ると、高音の出し方についての意識が変わると思います。
とりあえずキーボード置いておきますね(´・ω・`)
by musicsan

初めは低音から始めて、4度上がった音が地声で裏返る辺り(個人差はあると思いますが、私はミとかファ)を重点的にやってみると良いです。

歌うときの口の形について

今日は歌う際の基本かつ、できているようで意外とできていない口の形についてです。
基本形について
『力を入れるところ』『力を入れないところ』を図示しました。目の周りの筋肉(眼輪筋)が下にずれていますが気にしないでください(笑)。


力を入れるところ … 軟口蓋を引き上げる筋肉(咽頭筋)・目の周りの筋肉(眼輪筋)
力を入れないところ … 顎を動かす筋肉(頚筋)・舌を動かす筋肉(舌筋)
『力を入れるところ』『力を入れないところ』を上手に組み合わせて、声帯をうまく引き伸ばし、口の中の空間を十分に開けることによって響きのある歌を歌うことができます。
意外とできていない
歌う上で基本となる口の形なんですが、『腹筋の支え』と同様に発声練習では意識をするものの、アンサンブルになるとできてなかったりします。母音とか子音の問題もあるんですが、例えばオクターブの跳躍を考えます。胸声と頭声とが切り替わるような跳躍を同じ母音で歌ったときに、“出し方を変えているな~”という人、いませんか?そういう人はまず間違いなく口の中の形を変えています。
経験的に、高音から低音に推移するときは軟口蓋や眼輪筋が下がり、低音から高音に推移するときは顎や舌に力が入って上がることが多いと思います。口の形を維持することは手続き記憶なので、習慣付けると、意識しなくてもできるようになります。
頭声で歌える人はそのままの口の形で胸声も出せるようにした方が良いです(“胸声を出す”)。
頭声が出せない人は初心者の方が多いと思います。きちんとした口の形が出来ていないと、頭声が出せるようになっても、そのうち伸び悩むことが多いと思います。初めにこの口の形を強く意識付けて、できるようになることが上達への近道です。
形の作り方
どんな低い音でも高い音でも理想の口の形を保つには、普段通りの筋肉の使い方では難しいと思います。自分の弱点を理解した上で、筋肉を前もって準備することが重要です。
軟口蓋を引き上げるのはよく『あくびをするように』って言いますよね。あと個人的にはハミングをすることで、響きを軟口蓋に当てて刺激したりします。中村先生はたしかこの前の飲み会で『朝起きたら軟口蓋を上げてうがいをする』って言ってました。初心者の方は軟口蓋が見えないので、本当に上がっているか、分からない方も多いと思います。人に見てもらうか鏡を見て、使っている筋肉と口の中の形を意識することをオススメします。
眼輪筋は、目を見開いたり、眉毛を上げることで引き上げることができます。なので、この筋肉がうまく使えているかどうかは鏡を見れば分かります。イマイチな人は下記の体操が良いかと。美容効果もあるので本当にオススメ!
小顔体操 小顔ストレッチ たるんだ表情筋を簡単な体操で鍛えよう
鍛えると書きましたが、どちらかというと眼輪筋を含めた表情筋の稼働域を広げることで文字通り『活き活きと』歌うことができるようになります。
顎・舌に筋肉が入ってしまう人にはストレッチで筋肉をほぐすことが重要です。これまた美容効果テキメンです!
表情筋マッサージ:日経ウーマンオンライン【小顔美人マッサージ】
「ぐりぐり小顔マッサージ」・「強力あご上げストレッチ」 は普段、顎や舌に力が入っている人は試してみると良いと思います。このストレッチ法は『巻き舌ができない』って人が、巻き舌の練習をする準備運動として特にオススメです。
口の形ができるようになると
この口の形が出来ているか確かめる方法は『息が前に飛んでいるか』です。息がまっすぐ前に飛んでいるようでしたら、この口の形が出来ていません。昔、演歌歌手がロウソクを消さずに歌うっていう例えで教えられたんですが、このエントリーを書くにあたってCMを見つけました(感動)。まさにこんな感じで歌えるようになります。
*ボリューム注意*

*7月4日追記
ロウソクを消さずに歌うっていうのは頭声~胸声をスムーズにつなげるために必要な息の流し方で、軟口蓋を上げるのは響きを入れるために必要かな、と思います。書いたときにはこの辺がゴチャ混ぜになっていました。

合唱祭と打ち上げ

2010年度 第49回愛知県合唱祭で歌ってきました。


・Ne timeas, Maria (Tomas Luis de Victoria)
・合唱組曲「五つの童画」より Ⅳ.砂時計 (三善 晃)
当日はお昼過ぎから練習をしました。これまでの練習の積み上げで、この時期としてはかなり充実した演奏ができるようになったと感じています。その後、稲沢市民会館へ移動し、全員合唱『大地讃頌』の全体練習に参加。練習を終えた後は、同じブロックに参加される合唱団の演奏を聴きました。合唱祭はいろいろな合唱団の演奏を聴けるので良い刺激になります。個人的には「キンダーコール鳩笛の会」、「合唱団うぃろう」、「コール・フロイデ」が良い演奏をしているなあと思いました(あくまで私の個人的な感想です)。
そんななか、順番が来たので舞台に上がりました。稲沢市民会館で歌うのは初めてでしたが、舞台上では他のパートの声があまり聴こえなかった…。響きが乗ると聴こえるんですが、pとかppは本当に聴こえにくい。大きなホールなので、響きが散ってしまっているかと思いましたが、客席で聴かれていた中村先生に伺うと全然そんなことは無かったそうなので、これまで以上に耳を鍛えていかねばと思いました。
この日の演奏を過去の演奏にアップしました。
合唱祭後は打ち上げ。自分にとってはここからがこの日の本番だったりします(笑)。

日曜の夜ということもあり、参加者はそれほど多くなかったのですが、中村先生・榊原先生に参加していただいたおかげで大いに盛り上がりました。特に酔っ払った中村先生から得られる本音トークは非常に勉強になります。「高校生的な発声法」とか「良い息(ブレス)の使い方」とか。他にも当分はネタに困らない程、いろいろと宿題をもらったので(泣)、今後ぼちぼち書いていきたいと思います。
この日の話は中村先生のブログでも触れられているのでそちらもぜひ。だいぶ褒めすぎだと思うんですが、これまでの頑張りを認めてくれる人がいるっていうのはやっぱり嬉しいですし、励みになります。
音楽に言葉を乗せ、言葉を聴衆の心に伝える。これこそが歌の最大の醍醐味であり、歌い手の最大の課題です。
これからコンクールまでの2ヶ月で、「歌い手の最大の課題」を乗り越えていきたいと思っています。

6/12の練習

今日は合唱祭前日練習でした。


全体の3分の2は課題曲の練習、その後はピアノ伴奏の榊原先生も入って自由曲「砂時計」の練習をしました。VoxMEAは練習の最初の30分が、ウォーミングアップや口の開け方・息の流し方などの、歌う上での基本的事項を確認する時間なんですが、最近はウォーミングアップよりも口の開け方、息の流し方を確認する時間としての意味合いが強くなったな~と感じました。関連でいろいろと思ったことは後日書きたいと思います。
今日の課題曲の練習では指揮者から、Mariaの”Ma”,pariesの”Pa”の発音について、しつこく言われました。
“M+母音”を出すときは下顎が開いて暗い音になりがちなので、上顎を開けたり唇の両端を持ち上げて明るい音を出すように心がけると良い響きになります。
“P”とかの破裂音を扱うときは、息の流れや口の奥の形をコントロールしようとすると後の母音がスカスカになったり逆にアタックしたり聞こえます。”P”を当てる唇の筋肉を調整して、一定の息の流れ・口の形で破裂音を出すのが正解です。どうしても苦手って人には歌をうまく歌うために (3)で紹介しているリップトリルをやって、口まわりの筋肉をほぐすことをお勧めします。
…と書いていると当たり前なんですが、なかなかやってみると難しいのが歌なんですよね~(涙)。一番重要なのは “a” の母音の出し方なんですが、これも自分自身、まだ出来ていない課題です。
今日は各パート1人のアンサンブルがありました。各パート一人一回ずつだったので、まだ出ていなかった自分が歌ったのですが、歌っている間は頭が真っ白けでした。いったい何歌っていたのか、後で録音を聴いて大いに凹み、次回の一人アンサンブルへの糧へとしたいと思います(号涙)。

ボイトレで気づいたこといろいろ

相変わらず暇をみてはボイトレしています。
今日は、やっている中でいろいろと分かったことをメモ書き程度に書いていきます。
巻き舌について
巻き舌をできるようにするポイントで奥さんに巻き舌を教えたのが約一ヶ月前でしたが、今は余裕で巻き舌ができています。本当にちょっとのきっかけで出来るようになります。
教えていて分かったんですが、巻き舌をしようと意識し過ぎると息を強く流そうとするので、聞いているとアタックしているように聴こえます。出来るようになったら、自然の息の流れで出来るようにするのが次のステップです。あと出来るようになった本人談として『ドイツ語で”BACH”の”CH”を発音しながら舌を歯の裏側に持ってくると舌先が震える』だそうです。やってみましたが、確かに息の当て方が巻き舌をするのにちょうど良い感じなので過去記事に追記しておきました。
ブレスについて
ブレスのことで、腹斜筋を使うことについて書きました。奥さんもそうなんですが、女の人って腹式呼吸法の入り口が『おヘソの下、丹田の位置を意識する』ことなので、腹斜筋って言われても…って感じでした。そんな方に具体的にどこをイメージするかです。


①口は開放させて(『ハー』とか)できるだけ抵抗を無くした状態にします。その状態で、図に示すまでもなく、いつものようにおヘソの下を限界まで押して息を出し切ります。

②息を限界まで出し切ったら、図のように脇腹を意識して内側にお腹を絞り上げます。上手くいくと息を出しきった状態から、さらに息が出てくると思います。ここで使っているのが腹斜筋です。
イメージが掴めたらブレスをするトレーニングをすると良い感じに鍛えることができます。うちらがしているのはこれです。
腹から声を出す!その2 | 烏は歌う
・レベル3→瞬間的にお腹を凹ませて「sh!」、即座に腹筋を緩ませて吐いた分だけ息を吸う(吸うというより緩めたら勝手に空気が入ってくるイメージ)、即座にお腹を凹ませて「sh!」、即座に腹筋を緩ませて…というのをエンドレス
スタッカートブレスは結構メジャーなボイトレなんですが、こっちは少しマイナーかも。
スタッカートブレスの変形です。
練習の例としては、だいたい120bpm(1秒間に2呼吸)前後で、30秒1セット。
きつかったり楽勝だったりなら、適量になるようにセット数や拍を調整してください。
(いきなり180bpm・1秒間に3呼吸くらいでも行けるかな?)
「sh!」を「ハッ!」に変えてみたり、スピードの限界に挑戦してみたりすると、かなりの負荷です。

呼吸法でよくやるような「shu」とか「shi」とかでは圧力がかからず腹筋を鍛えられないので「sh!」を意識して出しています。姿勢は重要なので、できれば壁に背中をつけた状態で。書いてあるように♪120で1分間やろうとすると、腹直筋だけでは苦しいです。うちらは腹斜筋を使わないと持ちませんでした。
こうして腹斜筋が使うように出来ると、お腹をおヘソの下の「点」で支える状態からおヘソの下から脇腹にかけての「面」で支える状態に変化していきます。一週間くらい続けると、横隔膜にかけられる力が増えて、いつもより楽に歌えることに気づくハズなので、まだな人はぜひ!ひょっとしたら今日からでも合唱祭に間に合うかもしれません!!(笑)