北海道で氷点下30℃を記録。東京は雪。練習開始時間の17時半がまだ明るい名古屋。女性会館。
本日は荻久保和明。
「The Woman」
「4.ゆめみる」
心の叫びがラスト〆に来る様式は言わば安心感もある。
筆者は最近遅刻・早退したりでなかなか歌えていませんが、兎にも角にもしかしこれで一通り歌いました。
17時でずいぶん明るし。シリウスが天上に架かる時間が早い。もう別れのプロローグ。明日は県知事選。女性会館。
夏に向けてのトライアル。
⚪️Z.Randall Stroope「The Conversion of Saul」
⚪️Ola Gjeilo「Ave Generosa」
大研修室では声部数以上の、何層にもわたるグラデーションがgraduallyに色付きそして息づき始め、部屋が充たされていくよう。色彩を伴うというよりは、配色にもっと精緻さがあって。
新しい音楽に触れる度に歴史の深さそして世界の広さ、縦軸と横軸とでも言いましょうか、の無限の連なりの前に立ち尽くしてしまう他ありません。
ソルミゼーショニーな僕たちは、音楽を創っていく過程でもちろん歌詞の意味をや言葉の響きにも手を付けていく訳だけどそれと並行して『音楽の文章』を読み取ってほしい、という指揮者の希求を改めて噛みしめます。
新譜に触れること。選曲委員会等で楽譜を開いたりyoutubeで音源を聴いたりする「対象」から、自分たちで声を出しハーモニーを紡ぎ出す「主体」へと実感を持った瞬間、声を出すこと、ここで声を出すことの厳かさを痛感するのであります。
大坂なおみ選手が世界一になった夜。米原では雪が積もった夜。僕らは女性会館でチャレンジしていた。
練習に来てみたら冒頭で人数が既に先週の、2ばーい2ばーい。
今宵のラインナップは、
⚪️Gerald Finzi「My Spirit Sang All Day」
⚪️Josu Elberdin「Segalariak」
⚪️Eric Whitacre「Water Night」
強みを生かす、の強み、MEAの強みって何なんだ?!
そもそも、らしさ、自分らしさって何なんだ!?
現代的な根源まで立ち返ってしまう。
就活・転活時や自己啓発セミナーにおいて、自分のセールスポイントを言葉にしなければならない時に似た感覚。
今まさに選曲において、喉元に突きつけられている。
らしさがなきゃ生きていけないのか。
自分はただ楽しみたいだけなのに。
歌ってておもしろい!を探している。
らしさに縛られるくらいなら捨てちまえよ。
この台詞多いかな。
とか考えていたら音楽は始まり。
自分がアートピアホール…いや間違えた、稲沢の文化フォーラムのステージに立っているつもりで。その眼光で。
華麗に。開放的に。一方で、弱音できれいにぶつかる。
歌ってておもしろい!でいいじゃん。
歌った中での課題曲と自由曲の自分の意見は出ている。
あとは団内識者の意見を聞こう。
華麗にも開放的にも、弱音ぶつかりでも勝負できる。
本日の3曲各さわりだけだったけども、指揮者の元で音楽スキルの向上が図れていることを実感して歌うことができました。
例えばこの土曜日のespecially度はどれぐらいでしたか。
自分は平生(へいぜい)。この世のどこかで誰かが、年に1回の試合。
誰かは平生。自分は年に1回の大会。
第3次産業に従事されている方の頑張り。世界に海に廃プラスチックが溢れ、クジラをも蝕んでいる。大学ラグビーでは明治が天理を倒し、久々の大学日本一。
じっと生きている人を見ていて、勝手に心打たれる時があります。
筆者は、当団のヴォイストレーナー・三輪陽子先生によるヴォイストレーニング。
受講団員の課題を冒頭にヒアリングし、本人の成長に合わせてマンツーのまばゆいばかりの時間の降臨。
筆者は、Tomás Luis de Victoria「Ave Maria」
平坦でつまらない歌い方になっていると自白した僕の課題に対して三輪先生からは真摯に、立体感の体現を提言いただき、少しは味が出てきたと思います。
さて本練。女性会館。課題曲練習。
G1.Tomás Luis de Victoria「Ave Maria」
女男に分かれて、ソルミゼーション。
G3.宮沢賢治作詞/林 光作曲「蜂が一ぴき…」を経ていよいよ、
G2.Jean Sibelius「Ensam i dunkla skogarnas famn」
どの曲、どの方法が、一番合っていて、結果が出せるか考えつつ僕たちは静かに歌を歌い、祈りを捧げた。
明けましておめでとうございます。
穏やかで温暖な晴天が続く中、2019年VoxMEAの歌い初めであります。女性会館。
歌ってみなくちゃ始まんないということで、2019コンクールの課題曲2曲にチャレーンジ。惜しげもなくご披露。
前半は G3.宮沢賢治作詞/林 光作曲「蜂が一ぴき…」
2部屋確保を生かして、女声男声に分かれて音取り。
まだ音も言葉もさわりだけですが、宮沢賢治の言葉は美しいと改めて思います。さしあたり「すがる」は おのれである気持ちで歌いました。
楽譜をタテで見る(筆者の場合は感じる)と案外いける というパーリーの言葉を自分なりに実感を持って捉えることができました。
練習後半は、G1.Tomás Luis de Victoria「Ave Maria」
たしか我々の演奏会の第6回でしたでしょうか、取り上げた曲です。のびのびと歌って「攻めて合わせる」ことができたらなと思いました。てな具合で、
混声合唱団VoxMEA
2019年も精進してまいりますので、何卒ご贔屓のほど宜しくお願いいたします。
熱いというか暑過ぎる女性会館。2018年最後の練習。2部屋取れたので今宵もまた2チームに別れてアンサンブル力向上のための言い合いへし合い。
ここでも咆哮する山本。
推し合い称え合い。そして後半は、歌は世につれ世は歌につれと言いますが、第9回演奏会メドレーを勝手にお送りしていました。
歌った曲は、
・Valts Pūce「Augu Nakti」
・Anton Bruckner「Os justi」
・柴田南雄 三つの無伴奏混声合唱曲 より「早春」「風」
・David Wikander「Kung Liljekonvalje」
・David Wikander「Förvårskväll」
・Felix Mendelssohn「Richte mich, Gott」
・木下牧子『ティオの夜の旅』より「ローラビーチ」そして、
「祝福」 締め。
個が確立した声、呼び水となる声、周りを活かす声。
様々な思いと現状において、各自でチャレンジしている様子がうかがえました。来年もトライしていきます。
さてMEAブログ、2018年も50回ほど更新したのでしょうか。twitterという表面ではなくブラウザのココまで読んでいただいた方々、誠にありがとうございます。来年も綴っていきますのでどうぞ ごひいきに。
Happy mea christmas. よいお年を。
「できる」と「こなす」は違う、と筆者は会社の先輩に言われました。
「できた」は、できたり・できなかったりのスポット的な感じがします。出合う各曲を「こなせる」ようになり、取り上げる曲々のパイプラインに気持ちよ~~く乗っていきたい。今年の練習は本日と来週の2回。ともに女性会館。
エ母音時にヘンな力が入らないようにとの発声を経て、
Ralph Manuel「Alleluia」
2チームに分けて2小節ずつ、4小節ずつ歌う。さも歌っているかのように臨戦態勢で聴く。チームで出ている音を掴み、個々が自ら音の構成となるように。我の声が出ないように。半分の人数でアンサンブルできないようでは、団でなんかいわんやをや。
後半は、木下牧子「鷗」…といったところで筆者は、子供対応のために早退しました。。中途半端に筆を置きます。
一気にさぶなった。筋肉が落ちてきているのか。余計さぶい。防寒も急きょ仕様MAXへ。東別院。女性会館。しかし女性会館内は暖房で暑くて半袖という。
⚪️グリットン「Tea for Two」
裏で刻むリズムがだいぶ身に付いてきました。
男声は女声のリズム感に見習うべき点が多々あり、全部言おうとしない、とか。
日本における悪しき英語教育の弊害を憂う。受験英語ができたって何にもならない。
⚪️相澤直人「ぜんぶ」
全パートの冒頭のフレーズを全パートで歌ってみてタテで曲に触れることで、どう歌うべきかを個人で感じ自パートの歌の立ち上げにフィードバックしていくという練習。
前回同様、二手に分かれて歌って、反省会。
団員が団が、自力でアンサンブルできると良い。
最後は指揮者の振り導きで大団円。
簡単めな6曲を今やっていますが、課題曲の発表もあったことだしコンクールのこと考えていかないといけませんね。
慌ただしい師走と云われるからこそ、ゆっくーりと。女性会館。
Anton Bruckner「Locus iste」
「神は高きところ、民たみは地上に。
その高低さが楽譜全体を通して散りばめられている。
もっと言うとその、上下関係に由来する音自体の高低が宗教音楽の根源になっていると言っても過言ではない。
調が変遷していく という『音楽の文章』をみんなに読み取ってほしい」
という指揮者の訴求は、改めて心に響きました。
言葉と音楽両面からのアプローチにより、Brucknerの世界に一歩近づくことができたように思います。ここまで写真がなく、練習後半は、
千原英喜「我が抒情詩」
二手に分かれて言い合った感想を自チームに落とし込む取り組み。
(Aチーム)
前向きな流れが産み出されていた。
但し、語尾の扱いが雑かった。
(Bチーム)
合わせようという意識が先に立ち、流れが停滞してしまった。
『やろうと思ってもできない、だから技術が要るんだ』と再び指揮者の檄が飛びます。
最後に1回、木下牧子「鷗」を通した後、「我が抒情詩」をラスト1回歌って今日の練習はおしまい。
ベテランも若手も想いを持って歌いまたそれをぶつけ合い歌うことができて、とても愛いとおしい時間となりました。