演奏会2stの、外国語ステージの曲を練習しました。
根音・第5音・第3音・装飾音と、フレーズごとの自分のパートの役割を認識して声を出すことは、高いレベルでの表現に欠かせない作業です。
冷房が効かない以前に、熱のこもったアンサンブルでした。
新入団。女声1名、男声1名
前回は1名、今回は7名の見学者に来ていただきました。
高揚感に包まれる中、思わずここに載せる写真を取り忘れてしまった!痛恨。
今週も私たちの、ささやかで、でも確かなその営みは名古屋市のどこかでしっかりと息づいています。
現在、VoxMEAでは来年の演奏会に向けた練習をしています。

MI・YO・TA (作曲 : 武満徹、編曲 : 沼尻竜典)
「良寛相聞」より “手まり” (作曲 : 千原英喜)
この日の練習ではソプラノ・ベースの外声が好調だったのに比べ、
アルト・テナーの内声が不調でした。
不調だった2パートに共通する課題です。
フレーズの入りで音程がふらついたり,入りが遅くなってしまうことが多くありました.
おそらく「息が流れていない=体がうまく使えていない」のだと思うのですが、その原因は
①音が取れておらず、緊張のため上体が力んでしまう
②下腹部等の支えがうまく使えていない
の2つがあると思います。純粋に②だけの人もいましたが、個人的には①のために、
②がほとんどできていない人も多いように感じました.
普段,発声に悩んでいる・向上しようと思っている人ほど,音取りを万全にして,
最高の状態でアンサンブルに臨み,技術の向上を図りましょう.
外声に対して,内声はパートのまとまりに欠けているように感じました.
合唱は団体競技なので、どうしてもパートとしてまとまった響きを作る必要があります。
VoxMEAの規模だと、1パートあたり、3人がまとまりのある響きを作ることができれば、パートとしても安定した響きになると思います。
このときに重要となるのは,パート内で主軸・二番目・三番目の実力を持つメンバーの,お互いの声に合わせられる技量で,この人たちはパートにとってものすごく重要な意味を持ちます。
この日の外声は主軸と二番手・三番手がしっかりとした響きを作っていました.
一回一回の練習で、好・不調の波はあると思います。
そんな中で、一人ひとりが発声の向上を心がける。
パートとして目指す声質にメンバー全員の同意を得て,それを達成するために
各メンバーがそれぞれの役割をきっちりとこなす。
当たり前のことなんですが、なかなか難しい。
こういうことが日頃の練習で当たり前にできるようになると,
団としてのレベルも確実に向上していくと思いました。
VoxMEAは来年の7月7日(日)に第6回演奏会を行います。
それに向けた練習を始めました。

この日は林光 日本抒情歌曲集より「荒城の月」・「叱られて」・「お菓子と娘」を練習しました。曲名の通り、誰でも一度は聞いたことのある曲が多いです。とっつき易く、音取り・アンサンブルが簡単にできる合唱の名曲集です。
今回の練習では更に上の演奏を目指すということで、指揮者からは『ワンフレーズを一呼吸で歌いきる』ことを練習で求められました。
次回の練習までの宿題になった“歌詞の意味を理解して覚える”ことは、フレーズを一呼吸で歌いきることにとって重要です。
また、ロングトーンが苦手な人のために、リンクを張っておきます。
ぶれないロングトーンを出すために。:烏は歌う
発声の前に、息はしっかり吸うべき?:烏は歌う
瞬間腹式呼吸のための「機関車の呼吸法」:ヴォイストレーナー チャトラ猫の原稿倉庫
ブレスをする際に、上体が変に力んでしまうことで息が続かなかったり、発声が悪くなってしまうことが多くあります。簡単な曲だからこそ、練習を通じてワンフレーズ毎にしっかりと抑揚をつけ、音の跳躍をきちんと表現するためには、どういった体の使い方が必要か、一人ひとり全員が考えていけるようになればと思っています。