2017/9/30

純度と高度の増した秋の空、もうseptemberともサヨナラ、女性会館。

よい音を「出す」発想と「出る」発想。
出(だ)そう然として出るものなのか、体を一番よい状態にすることで出るものなのか。
主観と客観が混濁する中で、ON TIMEで音が鳴るという当たり前の地平に立ち、その地平から次の地平を目指していきたい。
柴田南雄。
ユニゾンの一音目から二音目で四声に分かれる曲を、そうパイ生地を低声から丁寧に重ねていく作業。
秋の、抜けた空のよに気ん持ちいい。

増えるボーダーを越えていけ。

Pierre de La Rue「Laudate Dominum,Omnes gentes」

知り合いが、とある学校の学園祭のミュージカルの審査員をしたそうで、
泣けるぐらい感動したクラスと、丁寧な作り込みのされたクラス、とで評価に困ったとのことでした。
しかし、こと評価という面では、感動したクラスの音響や照明のズレが気になったりだとかで、丁寧な作り込みのされたクラスが評価されない訳にはいかない。となったそうです。
そういう世界に僕らは生きている。ON TIMEの話もそう。

MEAkids

子連れ団員がローテ組んでみんなでみています。

2017/9/23

こころなしか心が秋を受け入れる準備をしている秋分の日、女性会館取れずで少し足を伸ばして、

名古屋市北区の北文化小劇場。
うむ、Finally、キタか…!

柴田南雄

本日のアルトはこのおふたり。まったく問題ございません。

A.Bruckner「Os iusti」

人数がなかなか集まらないなかで、中盤のフーガに着手。

2017/9/16

台風18号(名称 TALIM)の接近に怯える日本列島、ここ女性会館。今宵はホール練習。

狙っていくところは、、

ほんの小さじ少々ぐらいのところ。
A.Bruckner「Os iusti」も そう。

ひがみではないつもりですが、自分をたしなめる意見を言われるのは、きっかけを与えられている訳でむしろ、ありがたい話だと受け止めています。自分が褒められたり(いいことしか言われなかったり)ばかりなのは少々不健全な気がします。また、
自分の声との関連性を確認しながら歌うのは、なにも周りを否定するためではない。ネガティブになってしまうぐらいなら、むしろどーんと構えていた方がいいと思いながら、
前々回の演奏会で取り上げたDOLURIを彷彿とさせる、
Ernani Aguiar(Brazil!)「SALMO150」
を挟み、ポリフォニーの殿堂、
Pierre de La Rue「Laudate Dominum,Omnes gentes」
ついておいで、と誘(いざな)われるめくるめく追試を、華麗に解いていくつもりで歌う、も実際は△や❌が多い、みたいな。なのでこれからです。

♪♪新入団 女声1名、男声1名。
奇跡が重なりたどり着いた出会いを、平然と拍手しつつその実めちゃめちゃうれしかったです。

2017/9/9

柴田南雄

楽譜を縦攻め。下から積み重ねたい。

A.Bruckner「Os iusti」

ポリフォニーはもっとできる。
翌日は、団員同士の結婚式二次会での演奏をしてきます。

MEAkids

ブリッジ、流行ってる?

2017/9/2

おそらくもうaccelかかってるつるべ落とし。
晩夏。女性会館。

練習前、厳密に言うと次次週 に控えた団内結婚での余興の男声練習。
ケレン味のない。

A.Bruckner「Os iusti」
歌う際「聴く」べきは、自分の声と他パートの関連性。

「歌う際に聴く」という行為においてなんらかの誤謬があった、もしくはあるとするならばそれが確かに、語頭の薄弱さ、ひいては合唱団の訴求力の弱さにつながっていたのかもしれません。
プロセスや状況がどれだけ複雑であっても、ツベコベ言わずに自分の持ち場ではしっかり出せよ、ということです。

その結婚式二次会で演奏する予定の、
信長貴富「リフレイン」,横山潤子編曲「心の瞳」のピアノ合わせ。

ひっさびさに伴奏曲。掛け値なしによかった。身体が歓んでる。

世代交代が進んでいるような進んでいないような、

そんなベテランと新入りの中庸な同居が望ましいMEAkids

2017/8/26

秋来ぬと目にもさやかに…朝晩は特に見える女性会館。
練習前、団内結婚での余興の男声練習。dekedekeな。

本練でも、その結婚式での演奏の練習。
産休,育休団員の参加 及び、数か月からの復活団員までいたりして、なんともほっこりとした練習となりました。

今週のMEAkids

子等とアイドル潤潤と筆者

2017/8/19

酷残暑厳しく、女性会館。
さぁ、練習始めます!

ということで、来月の団員同士の結婚式での演奏披露の練習も兼ねて、
横山潤子編曲「心の瞳」

近年、中学校でよく歌われており、坂本九の遺作とも言われているこの曲。
曲中、「とわのもの」という歌詞に無垢にも心が動かされました。続いては、
信長貴富「リフレイン」

筆者は、MEAkidsの託児部屋へ紙芝居をしに、断続的に退座。

「よぉ、新入り。紅白だな!」
ということで戻ると、休憩も終わり、
A.Bruckner「Os iusti」

指揮者との対峙。自分との対座。ruhからつくる響き。大橋先生の「言葉ありきで音楽を作ってみて下さい」…
コンクールで思ったこと。コンクールで突きつけられたこと。自分の中でオーバーラップすることを掴もうとしながら話を聞き、声を出す。なんなら1年間、引きずってやるよ。

2017/8/12

お盆でちと参加人数が少な目も女性会館。
MEAkidsのひとコマ。

練習の様子を。そのイクメンズの吠えっプリから

発声では、出だしの集中力について。
無為むいの入りが決してなきよう、身を引き締めたい。

合唱団としてそこを強く思っていることが分かる時間でした。

A.Bruckner「Os iusti」(正しき人の口は知恵を語り)
この日はこの1曲に身を投じました。

素晴らしい合唱の編み込みが施されている曲で、先週のコンクールで歌った Richte mich, Gott(F.Mendelssohn)とともに、この2曲との出会いをありがとう。なんとしてでも踏破したいんです。と祈りを込めている曲です。(僕がです)
前回ブログのコンクール自由曲の振り返りではありませんが、丸尾喜久子先生こと丸ちゃんの名古屋弁丸出しの曲、鈴木憲夫の祈り三部作から永久トコシナニもさることながら、素晴らしいと思える曲が増えたことは自分の財産だと思っています。
これまで、こと現在においてはMendelssohnで届かなかったことをこの曲で今一度かみしめ、祈りの歌い手の一員となっていきたいと思います。

練習最後にはコンクール反省会に時間を少し。

僕が印象的だったのは、一人が「丸ちゃん時ぐらいから思うと、アンサンブルが全然出来てきた」と言ったそばからもう一人が「そろそろ合唱がしたい」と。自認と辛辣のダブルパンチ。
しかしこれが応酬ではないんですね。

僕はニヤリとここに合唱団の未来を見ました。
統一感覚なんてなくっても、むしろ客観的な内部応援ができるのだなと。こういった点を強みにしたい。

発声・音質C 音程・ハーモニーC 音楽性C…。
この合唱団に良い点、売りな点てあるの?と思いました。なんもないじゃんて。
でもそこから謙虚に、虚無をかき集めるかの如く、形成を再開したい。

コンクール県大会「3位銀賞」2017/8/6

8/6コンクール県大会@名古屋文理大学文化フォーラム
出場3団体中、3位銀賞でした。

審査員の先生方の講評
・大橋多美子先生(合唱指揮)
【課題曲】発声・音質A 音程・ハーモニーB 音楽性A 選曲A
中ほどで音とことばが埋もれてしまった。
どの音を出すか,どのことばを出すか,ピッチ もう少し正確に。絶対音でなく、どんなハーモニーを作っているか,
その上で何を言いたいのかを表現して下さい。
【自由曲】発声・音質A 音程・ハーモニーB 音楽性B 選曲A
①19小節 語るところの音程のおちつく所の安定感。
Sop少し上ずる傾向有り。
言葉のニュアンス・抑揚に沿ったふくらみ<>etc.が必要。
均等に一様な音でなく。
②3度跳躍の降りた音のピッチ…おちないように。
言葉ありきで音楽を作ってみて下さい。
##のFis↑
男声もおちつく所はおちついたピッチで。上がる半音は↑

・渡辺康先生(評論)
【課題曲】発声・音質C 音程・ハーモニーC 音楽性C 選曲B
f方向で拡がりが希望であってほしい!→明るくハーモニーしてほしい。場面の変化が感じられると良い。
【自由曲】発声・音質C 音程・ハーモニーC 音楽性C 選曲B
①こちらもやはり色彩の変化,フレージングのエネルギー感の推移,フレーズの方向の変化がほしい。
②男声のハーモニー音質の充実ががよい。

(参考)
昨年の講評。昨年です。

2016.8.7【銀賞3位】コンクール県大会


過去のコンクール

演奏の記録

昨年は永久ニ、一昨年は丸ちゃんの委嘱初演。改めて録音を聞いてみました。
理屈抜きで熱いものがあったように思いました。しかし周りを感じる(聞く)ことは今年ほどはできていなかったように感じました。

今回のうち、Felix Mendelssohn。どこを切り取っても素晴らしい曲。歌いこなすことに強いあこがれを持って取り組みました。しかしその要求水準は心技体すべてにおいて高く、表現できるところまで行けていなかったという結果です。
打ち上げ。悔しくて悔しくて団員にリサーチして回らずにおれませんでした。
総じて音楽の話ができたことがまず一点。
もう一点としては、若手から、音楽をつくろうとする力強さがあることや宝石である合唱のカットの仕方がまだ粗削りといった見解が出てきました。
・・・この合唱団は生きている。この合唱団の言葉は生きている。そう思いました。
初歩的かもしれませんが、コンクールでもまれてとてもよかったと思います。

下記表彰後の写真です。
団員それぞれの人生の立場的に関わり方も様々となってきています。各々忙しいのは今の時代にはじまったことではありません。
活力と、希望の言葉で、合唱をしていきたいと思います。