2017/10/7

年末に音楽祭ってのを行うのですが、指揮者が声をかけて団外から(それは団だったり個人だったり)参加があったり、団内からも個人や小アンサンブルチームなど、いろいろな形態での参加があります。
ちなみにこのホームページ内でも端正な団員作の点描画を添えて載せています。
その音楽祭の中で、筆者が参加する二つのアンサンブルの練習を本練前にを行いました。
混声アンサンブル

こちらは今春に出場したアンコンチームを母体としております。

男声合唱

ベタベタなのがいいでしょ。

そして本練では、A.Bruckner「Os iusti」から。

心の中の静かな湖面に一石を投じるかごとく、厳かに波紋を広げていきます。

Ernani Aguiar(Brazilの曲)「SALMO150」を挟み、
柴田南雄。一音一音丹念に踏みしめ、ゆくゆくは数珠つなぎの一連のレガートを目指します。

Brucknerといい柴田南雄といい、古典を学習しているようです。いうなれば合唱はカバーが主ですがいろいろな発見が日々あり、とても楽しいものだと改めて思いながら練習に取り組みました。

2017/9/30

純度と高度の増した秋の空、もうseptemberともサヨナラ、女性会館。

よい音を「出す」発想と「出る」発想。
出(だ)そう然として出るものなのか、体を一番よい状態にすることで出るものなのか。
主観と客観が混濁する中で、ON TIMEで音が鳴るという当たり前の地平に立ち、その地平から次の地平を目指していきたい。
柴田南雄。
ユニゾンの一音目から二音目で四声に分かれる曲を、そうパイ生地を低声から丁寧に重ねていく作業。
秋の、抜けた空のよに気ん持ちいい。

増えるボーダーを越えていけ。

Pierre de La Rue「Laudate Dominum,Omnes gentes」

知り合いが、とある学校の学園祭のミュージカルの審査員をしたそうで、
泣けるぐらい感動したクラスと、丁寧な作り込みのされたクラス、とで評価に困ったとのことでした。
しかし、こと評価という面では、感動したクラスの音響や照明のズレが気になったりだとかで、丁寧な作り込みのされたクラスが評価されない訳にはいかない。となったそうです。
そういう世界に僕らは生きている。ON TIMEの話もそう。

MEAkids

子連れ団員がローテ組んでみんなでみています。

2017/9/23

こころなしか心が秋を受け入れる準備をしている秋分の日、女性会館取れずで少し足を伸ばして、

名古屋市北区の北文化小劇場。
うむ、Finally、キタか…!

柴田南雄

本日のアルトはこのおふたり。まったく問題ございません。

A.Bruckner「Os iusti」

人数がなかなか集まらないなかで、中盤のフーガに着手。

2017/9/16

台風18号(名称 TALIM)の接近に怯える日本列島、ここ女性会館。今宵はホール練習。

狙っていくところは、、

ほんの小さじ少々ぐらいのところ。
A.Bruckner「Os iusti」も そう。

ひがみではないつもりですが、自分をたしなめる意見を言われるのは、きっかけを与えられている訳でむしろ、ありがたい話だと受け止めています。自分が褒められたり(いいことしか言われなかったり)ばかりなのは少々不健全な気がします。また、
自分の声との関連性を確認しながら歌うのは、なにも周りを否定するためではない。ネガティブになってしまうぐらいなら、むしろどーんと構えていた方がいいと思いながら、
前々回の演奏会で取り上げたDOLURIを彷彿とさせる、
Ernani Aguiar(Brazil!)「SALMO150」
を挟み、ポリフォニーの殿堂、
Pierre de La Rue「Laudate Dominum,Omnes gentes」
ついておいで、と誘(いざな)われるめくるめく追試を、華麗に解いていくつもりで歌う、も実際は△や❌が多い、みたいな。なのでこれからです。

♪♪新入団 女声1名、男声1名。
奇跡が重なりたどり着いた出会いを、平然と拍手しつつその実めちゃめちゃうれしかったです。

2017/9/9

柴田南雄

楽譜を縦攻め。下から積み重ねたい。

A.Bruckner「Os iusti」

ポリフォニーはもっとできる。
翌日は、団員同士の結婚式二次会での演奏をしてきます。

MEAkids

ブリッジ、流行ってる?

2017/9/2

おそらくもうaccelかかってるつるべ落とし。
晩夏。女性会館。

練習前、厳密に言うと次次週 に控えた団内結婚での余興の男声練習。
ケレン味のない。

A.Bruckner「Os iusti」
歌う際「聴く」べきは、自分の声と他パートの関連性。

「歌う際に聴く」という行為においてなんらかの誤謬があった、もしくはあるとするならばそれが確かに、語頭の薄弱さ、ひいては合唱団の訴求力の弱さにつながっていたのかもしれません。
プロセスや状況がどれだけ複雑であっても、ツベコベ言わずに自分の持ち場ではしっかり出せよ、ということです。

その結婚式二次会で演奏する予定の、
信長貴富「リフレイン」,横山潤子編曲「心の瞳」のピアノ合わせ。

ひっさびさに伴奏曲。掛け値なしによかった。身体が歓んでる。

世代交代が進んでいるような進んでいないような、

そんなベテランと新入りの中庸な同居が望ましいMEAkids

2017/8/26

秋来ぬと目にもさやかに…朝晩は特に見える女性会館。
練習前、団内結婚での余興の男声練習。dekedekeな。

本練でも、その結婚式での演奏の練習。
産休,育休団員の参加 及び、数か月からの復活団員までいたりして、なんともほっこりとした練習となりました。

今週のMEAkids

子等とアイドル潤潤と筆者

2017/8/19

酷残暑厳しく、女性会館。
さぁ、練習始めます!

ということで、来月の団員同士の結婚式での演奏披露の練習も兼ねて、
横山潤子編曲「心の瞳」

近年、中学校でよく歌われており、坂本九の遺作とも言われているこの曲。
曲中、「とわのもの」という歌詞に無垢にも心が動かされました。続いては、
信長貴富「リフレイン」

筆者は、MEAkidsの託児部屋へ紙芝居をしに、断続的に退座。

「よぉ、新入り。紅白だな!」
ということで戻ると、休憩も終わり、
A.Bruckner「Os iusti」

指揮者との対峙。自分との対座。ruhからつくる響き。大橋先生の「言葉ありきで音楽を作ってみて下さい」…
コンクールで思ったこと。コンクールで突きつけられたこと。自分の中でオーバーラップすることを掴もうとしながら話を聞き、声を出す。なんなら1年間、引きずってやるよ。

2017/8/12

お盆でちと参加人数が少な目も女性会館。
MEAkidsのひとコマ。

練習の様子を。そのイクメンズの吠えっプリから

発声では、出だしの集中力について。
無為むいの入りが決してなきよう、身を引き締めたい。

合唱団としてそこを強く思っていることが分かる時間でした。

A.Bruckner「Os iusti」(正しき人の口は知恵を語り)
この日はこの1曲に身を投じました。

素晴らしい合唱の編み込みが施されている曲で、先週のコンクールで歌った Richte mich, Gott(F.Mendelssohn)とともに、この2曲との出会いをありがとう。なんとしてでも踏破したいんです。と祈りを込めている曲です。(僕がです)
前回ブログのコンクール自由曲の振り返りではありませんが、丸尾喜久子先生こと丸ちゃんの名古屋弁丸出しの曲、鈴木憲夫の祈り三部作から永久トコシナニもさることながら、素晴らしいと思える曲が増えたことは自分の財産だと思っています。
これまで、こと現在においてはMendelssohnで届かなかったことをこの曲で今一度かみしめ、祈りの歌い手の一員となっていきたいと思います。

練習最後にはコンクール反省会に時間を少し。

僕が印象的だったのは、一人が「丸ちゃん時ぐらいから思うと、アンサンブルが全然出来てきた」と言ったそばからもう一人が「そろそろ合唱がしたい」と。自認と辛辣のダブルパンチ。
しかしこれが応酬ではないんですね。

僕はニヤリとここに合唱団の未来を見ました。
統一感覚なんてなくっても、むしろ客観的な内部応援ができるのだなと。こういった点を強みにしたい。

発声・音質C 音程・ハーモニーC 音楽性C…。
この合唱団に良い点、売りな点てあるの?と思いました。なんもないじゃんて。
でもそこから謙虚に、虚無をかき集めるかの如く、形成を再開したい。