2013.4.13

来週の日曜日は愛知県ヴォーカルアンサンブルコンテスト。
練習もいよいよ佳境です。

林光ステージの区切り練習でした。
歌う前の事前朗読を大切にしています。

11月10日の練習

現在、VoxMEAでは来年の演奏会に向けた練習をしています。

MI・YO・TA (作曲 : 武満徹、編曲 : 沼尻竜典)
「良寛相聞」より “手まり” (作曲 : 千原英喜)

この日の練習ではソプラノ・ベースの外声が好調だったのに比べ、
アルト・テナーの内声が不調でした。

不調だった2パートに共通する課題です。

課題①:フレーズの入り

フレーズの入りで音程がふらついたり,入りが遅くなってしまうことが多くありました.
おそらく「息が流れていない=体がうまく使えていない」のだと思うのですが、その原因は
①音が取れておらず、緊張のため上体が力んでしまう
②下腹部等の支えがうまく使えていない
の2つがあると思います。純粋に②だけの人もいましたが、個人的には①のために、
②がほとんどできていない人も多いように感じました.

普段,発声に悩んでいる・向上しようと思っている人ほど,音取りを万全にして,
最高の状態でアンサンブルに臨み,技術の向上を図りましょう.

課題②:パートとしての音のまとまり

外声に対して,内声はパートのまとまりに欠けているように感じました.

合唱は団体競技なので、どうしてもパートとしてまとまった響きを作る必要があります。
VoxMEAの規模だと、1パートあたり、3人がまとまりのある響きを作ることができれば、パートとしても安定した響きになると思います。

このときに重要となるのは,パート内で主軸・二番目・三番目の実力を持つメンバーの,お互いの声に合わせられる技量で,この人たちはパートにとってものすごく重要な意味を持ちます。

この日の外声は主軸と二番手・三番手がしっかりとした響きを作っていました.

一回一回の練習で、好・不調の波はあると思います。
そんな中で、一人ひとりが発声の向上を心がける。
パートとして目指す声質にメンバー全員の同意を得て,それを達成するために
各メンバーがそれぞれの役割をきっちりとこなす。

当たり前のことなんですが、なかなか難しい。
こういうことが日頃の練習で当たり前にできるようになると,
団としてのレベルも確実に向上していくと思いました。

演奏会の練習を始めました

VoxMEAは来年の7月7日(日)に第6回演奏会を行います。
それに向けた練習を始めました。

この日は林光 日本抒情歌曲集より「荒城の月」・「叱られて」・「お菓子と娘」を練習しました。曲名の通り、誰でも一度は聞いたことのある曲が多いです。とっつき易く、音取り・アンサンブルが簡単にできる合唱の名曲集です。

今回の練習では更に上の演奏を目指すということで、指揮者からは『ワンフレーズを一呼吸で歌いきる』ことを練習で求められました。
次回の練習までの宿題になった“歌詞の意味を理解して覚える”ことは、フレーズを一呼吸で歌いきることにとって重要です。

また、ロングトーンが苦手な人のために、リンクを張っておきます。
ぶれないロングトーンを出すために。:烏は歌う
発声の前に、息はしっかり吸うべき?:烏は歌う
瞬間腹式呼吸のための「機関車の呼吸法」:ヴォイストレーナー チャトラ猫の原稿倉庫

ブレスをする際に、上体が変に力んでしまうことで息が続かなかったり、発声が悪くなってしまうことが多くあります。簡単な曲だからこそ、練習を通じてワンフレーズ毎にしっかりと抑揚をつけ、音の跳躍をきちんと表現するためには、どういった体の使い方が必要か、一人ひとり全員が考えていけるようになればと思っています。

集中練習を行いました。

来週末(8/5)に行われるコンクールに向け、課題曲G1「Ego sum panis vivus」、自由曲「今年」の練習を土曜・日曜に集中して行いました。

今年のVoxMEAのコンクールに対する取り組みは「個人の発声の向上」・「パート内/パート間の声質の統一」に重きを置いています。

つながれっとまつり2012から1ヵ月、課題曲・自由曲共に声質の統一が図られ、かなりハーモニーの質が向上していると感じています。

ただ、音取りが曖昧な箇所・ff/pp・高音/低音で支えが甘くなり、ハモりがいま一つになってしまうところは相変わらずあります。一人ひとりがそれぞれの課題を認識して本番に向け少しでも解決できるよう、臨んでいきましょう。

また、今回の練習でしつこく繰り返された“フレーズの出だしの発声・ピッチ”、“他パートからフレーズを渡される際の歌い方”は、全員で実践していきたいと考えています。
VoxMEAの今回のコンクールに向けた活動の成果として、今後の演奏に定着すればと思っています。

コンクール本番まであと僅かです。頑張りましょう。

【見学希望の方へ】
今回の練習も含め、ちょいちょい見学希望の方にお越し頂いているのですが、コンクール曲の練習がかなり熱く、練習で一緒に歌っていただく機会を作れず申し訳ありません。
コンクール後は、来年の演奏会に向けた活動を行う予定です。
曲をゼロから練習することが多くなり、気軽に一緒に歌える機会も多くなります。
初心者・経験者に関わらずどなたでも大歓迎ですので、ぜひよろしくお願いいたします。

つながれっとまつりで演奏しました&コンクールに向けての練習

つながれっとまつり2012で演奏しました。

VoxMEAは創団まもない頃から、主な練習場所としてつながれっとNAGOYAを使わせて頂いています。そのご縁から、この機会で演奏させていただきました。
【曲目】
・上を向いて歩こう
・いつも何度でも
・世界に一つだけの花
・川の流れのように
・手のひらを太陽に

最初の4曲はVoxMEAが色々な機会で歌ってきた持ち歌です。最後の“手のひらを太陽に”は振り付きで臨んだ、VoxMEAにはチャレンジングな演奏でした。こういったイベントを通じて、お越しいただいたお客さまに合唱音楽の魅力が伝われば良いな、と思っています。

その後はコンクールに向けての練習を行いました。
自由曲の母音唄から、課題曲の男声・女声の練習、全体のアンサンブルを行うことで、ハーモニー・リズムの確認を重点的に実施しました。まだまだ表現云々以前の、基本的な音取りが出来てない感じです。

その後は合唱祭と、この日のつながれっとまつりの打ち上げを兼ねた飲み会でした。

これからコンクールまで、短い間ですが頑張って行きましょう。

アンサンブルコンテスト活動まとめ (2010-2012年)

今年の結果&演奏はこちら
2012年愛知県ヴォーカル・アンサンブルコンテストの結果
2012年アンサンブルコンテストの演奏と講評

アンサンブルコンテストから1ヶ月たち、いまさら感もありますが、来年の活動に繋げるためにメモしておきます。
2009・2010年の銀賞という結果から、演奏の質を向上するため、様々な課題に取り組みました。その結果、2011・2012年で金賞を頂くことが出来たと思っています。そこまでの取り組みと、現在の課題についてまとめました。

原点:2009・2010年の演奏

2009年アンサンブルコンテスト結果
2010年アンサンブルコンテスト結果
久しぶりに混声で出てみたものの、2年連続で銀賞という結果でした。
2010年の演奏です。
O quam gloriosum est (Tomas Luis de Victoria)

Listen to

Super flumina Babylonis (Giovanni Pierluigi da Palestrina)
Listen to

このころに比べると、現在は和音の精度と曲のフレーズ感が向上していると考えています。
そのために取り組んできたことです。

取り組み① 発声の改善

2010年のちょうど今ごろから、発声がどうすれば改善できるかを投稿し始めました。
もともと、合唱経験の少ない方のための取り組みだったのですが、結果的に自分の発声の向上に繋がりました(笑)。
個人によって様々な課題があると思いますが、私にとっては『息をスムーズに出すための体の使い方』がとても重要だったと思っています。
その時のエントリーはこちら
ボイトレで気づいたこといろいろ
他にも必要なことがありますが、私の場合はこの体の使い方がボトルネックになっていました。このころから徐々に、ハモるために必要な、柔らかく響きのある発声について考えていたのかなと思っています。

取り組み② 和音の精度向上

2011・2012年と、1曲目は穏やかでホモフォニックな曲を提案しました。pppを基調とする曲を歌うことで、常に支えを意識することができました。喉を固めない、柔らかい発声を土台とした演奏に近づけたと考えています。この辺りは下記サイトを参考にしました。
喉の基本フォーム | 吟詠の為のヴォイストレーニング
「ピアノ」を制するものは… | 烏は歌う
練習ではまず、和音の精度を高めることに集中しました。母音唱をかなりしつこく行い、音程・母音が変化しても各パートのピッチが揃うようになりました。その辺りは去年、アンサンブルコンテストの練習と課題で述べたとおりです。

取り組み③ フレーズ感の向上

練習ではスムーズな息の流れを意識しながら歌うため、練習ではブレスを取る位置と吸い方を意識しました。ブレスを取る位置はパート内できちんと揃え、そこまできっちり歌い切るようにしました。曲の雰囲気を崩さないように吸い方にも気をつけました。

課題

和音の精度を意識した曲作りを目指したものの、発声が固くなってしまう箇所がまだ残ってました。②と③の取り組みでのやり残しがまだまだあったのと、土台となる発声は常日頃の練習で意識して向上していきたいと考えています。
講評で指摘された『声を合わせようという意識が強すぎて声が前に出ていないところが多かった』は、まさにうちはその通りだと思っています。体が使えない状態で声を出そうとすると声が固まってしまうと考えて、選曲・曲作りを行い、ある程度の成果が出たと考えています。その良いところを損なわず進化していけるよう、来年も取り組んでいきたいなと考えています。

4/28の練習(託児利用始めました)

VoxMEAも団創立から結構な年を重ね、団員の層も広がっています。
この度、ママさんにも気軽に練習に参加していただけるように、
つながれっとNAGOYA託児を利用しはじめました。
この日は初めての試みでしたが、ママさんたちの間で声をかけていただいたおかげで、6人のお子様に集まっていただけました。

この日の練習は合唱コンクール課題曲”Ego sum panis vivus“(Giovanni Pierluigi da Palestrina)、自由曲”今年“(松下耕)および、合唱祭で演奏する”Im Grünen Op.59“(Felix Mendelssohn)でした。

団員の層が広がっていくなか、コンクールという、高いレベルの演奏が求められるイベントに挑戦し続けていくためにも、一人でも多くの団員が演奏に参加できる環境作りをしていきたいなぁと考えています。

春合宿を行いました。

今年も春合宿を行いました。
練習場所は四日市市少年自然の家で、そこから湯の山ロッジへ移動し宿泊するということで、
約10年ぶりとなる温泉付き合宿でした。

練習では今年のコンクール自由曲である「今年」(作曲:松下耕)の音取り・アンサンブルを行いました。

「今年」はホモフォニックな構成のうえに全パートのユニゾンがあったりする、難易度が比較的に低い曲に感じました。音取りからアンサンブルするまでの敷居は低く、それだけに、そこから先の取り組みは結構大変だと思っています。
これまでの歌い方に満足していては、それなりの評価しか得られない曲だと思っています。

継続的な発声の向上に加えて、フレーズの歌い方やパート間での声質の均一化等々、課題については随時書いていきます。

宿泊会場では、なぜか他団体の宴会の席で演奏を披露することになりました。

お祖父様・お祖母様のお誕生日祝いである、ご親族の集いにて
前回の演奏会での曲目である「上を向いて歩こう」を歌いました。
経緯は、本当にその場のノリとしか言いようがありません(笑)。

演奏の出来は、酔っぱらっていたこともあり本当にグダグダでした。
そんな演奏でも、聴いていただいた皆さんに感嘆していただけて、楽しく演奏できました。
こういうことがあると、合唱やってて良かったなと思えます。

今回はたまたまあって良かった『全世代に受ける持ち歌作り』もVoxMEAの課題です(笑)。

2012年 愛知県アンサンブルコンテストに向けて

VoxMEAは毎年必ず、合唱コンクールとアンサンブルコンテストに参加しています。

今年はVoxMEAから2チーム出場し、私はチームB、”Musica Piccola”の一員として参加しています。”Musica Piccola”の演奏曲は以下のとおり。

  • Jesu dulcis memoria (Tomas Luis de Victoria)
  • Alma redemptoris mater (Giovanni Pierluigi da Palestrina)

去年の活動ではアンサンブルコンテストの練習と課題に書いたように、完全なハーモニーが合唱の醍醐味と考えて、音域や母音ごとの声質を揃えることを土台にし、メンバーがお互いの”声”を聴き合って音楽を作りました。参加したチーム”Almonizar”の演奏です。

  • Vere Languores (Tomas Luis de Victoria)
  • “Missa Aeterna Christi Munera” から Kyrie (Giovanni Pierluigi da Palestrina)

2011年愛知県ヴォーカル・アンサンブルコンテストの結果に書いたとおりですが、途中からハーモニーが崩れています。こういう場所も、練習で抜き出すときちんと演奏できていました。2分・3分と歌い続けている中で、発声の質が最初の良い状態からだんだんと落ちていくのが原因と思っています。今年はこういった課題に向き合って、練習に臨んでいきたいと考えています。繰り返しですが、去年の活動で良かったことと、今年の目標です。

【去年の活動で良かったこと】

  • 声質に着目した、きちんとしたハーモニーを作ることができた。

【今年の目標】

  • 最後まで良い発声を持続する。最初から最後まできちんとしたハーモニーを作る。

こうした課題に向きあうことで、本番ではVoxMEAにしかできない音楽を演奏できればなと思っています。