2019/8/10

文責:YH

コンクール明け&お盆休みはじまりのためか、参加者はやや少なめ。

8月は、月末に予定している団内お祭りイベントに向けて、この5年の間に歌った6曲を練習します。

初回のこの日は、そのうち5曲を練習。
最近もよく歌っている愛唱曲から、かなり苦戦して歌い込んだ5年前のコンクール曲(今回一番の難曲!)まで、言語も難易度も様々で、思い出し程度にさらっと歌っただけなのに、密度の濃い時間でした。

当時、全然好きじゃなかったアバポも、久々に歌ったら結構好きかもと思えてきた。
苦労した曲ほどいろんなことを思い出します。

いろんな音が鳴る中、うちの娘は、読書感想文がものすごくはかどったとのこと。(家だと全然集中できないというので連れてきた)
よかったよかった。

お久しぶりのメンバーも来てくれました。
また一緒に歌えて嬉しい!
他のみんなも待ってるよ!!

コンクール県大会『銀賞2位』2019/8/4

2019年夏。我々混声合唱団VoxMEAは、
コンクール県大会「銀賞2位」でした。

昨年の県大会。銅賞。秋に演奏会。ティオ。その後の、団の方向性の模索。今春の指揮者交代。

どんな風に見えますか。VoxMEAは。

未経験者含めて新しい団員を取り込み、巻き込んでいくプロセスを力に換えて活力を産んでいく。及び、コンクールの場で競争に晒される中で鍛練をしていく。そんなつもりで歌っています。

伊東先生で必勝体制のうぃろう。前週に東京国際に出場し意気上がる花集庵。シードの双璧。ノースと岡混。
相手を見る余裕などなく、曲を絞って積み上げていく手法に活路を見い出し取り組んできました。結果、昨年を上回る結果。メダルの色も輝きを増しました。

ただ、まだまだ、まだまだ、やるべきことは多過ぎるので(笑)、ゆっくりかもしれませんが地道な努力を積み重ねて
成長していきたいと思います。

【課題曲】
(G3) 林 光「蜂が一ぴき・・・」(無声慟哭から)
【自由曲】
Z.Randall Stroope「The Conversion of Saul」
Ola Gijeilo「Ave Generosa」

2019/8/3

コンクール前日。女性会館。
午前中にコンクールを聴きに行き肌で感じてきた指揮者が、現場の雰囲気そのままに怒濤の総仕上げ。
「争わない声で会場を充たそう」
意気に感じないわけにはいかない。

包容力。何人たりとも。超然と悠然と。ガツガツは体内にとどめ、気負うでもなく声のストレート感。

より高い表現をするために歌うのか、
より高い賞をもらうために歌うのか。
この問いがまとわりついて離れない。

歌っていて第一感、よくぞここまで仕上げたと思います。鳴るべきハーモニーが鳴り、ディナーミクも意識され、出るべき所は出て、控える部分はしっかり聴き。まず自分ら内で聴こうとしないと、聴く側の誰一人聴いちゃくれないという想い。
自由曲の最後、春と比べるとどれだけハーモニー重視になったか。えらい違い。そこに、成長を感じてよいと思う。

失うものはない。他団の出場者含めて全員そう言うと思うけど、我々は、より、ない。
言葉の塊を、きっちり揃えて会場に放り込んでいきたいと思います。

2019/7/27

文責:ひめ

長い長い梅雨。やっと晴れたと思いきや、やってきた台風。
電車が動いていることに安堵して向かう、瑞穂文化小劇場。

コンクール本番一週間と一日前。
本日は藤森徹アンサンブルトレーナーの指導によるホール練習でした。

ステージと客席、二手に分かれての声出し
をしてから、「Ave Generosa」。

喉の筋肉ではなくお腹の筋肉を使って声を出す。
抜けないように。
今度は男女分かれて「The Conversion of Saul」を、それぞれ代わりばんこにステージで指導を受け、客席からステージの様子を見学しました。
遠いホールへ届けるには、頑張って声を出してはいけない。
三割くらいの声で支えを全力集中して出せば、頑張るよりもずっと響くそうです。
常に歌う前の準備を念入りに。

悲しさや怒りなどの感情の高ぶる音楽は、常に冷静に歌った方がより伝わり、美しい。
と、藤森氏。
スマートにいきましょう。

休憩時間には筆者を含めた何人かが、藤森氏の持ってきたフィンランドのお菓子の犠牲に。
一体何の食材を使っているのでしょうか…?
ものすごい味でした。
フィンランド人は普通に食べてるそうです。
これが…文化の違い…。

休憩後は課題曲の「蜂が一ぴき・・・」を。
藤森氏にとってこの曲はConversionとは違い、人形劇のイメージだそうです。
ひょっこりひょうたん島みたいな。
(わかるけど、筆者的に人形劇のイメージはがんこちゃんとかバケルノ小学校の方が強い)

捉えどころのない、よくわからない詩の「蜂が一ぴき・・・」。
綺麗なままではつまらない。
一癖あった方が面白い。
でもやりすぎは良くない、とのこと。
フィンランドのお菓子の味はまさにやりすぎな味だったなぁと、藤森氏の掲げるお菓子から逃げながら私は思いました。

来週はいよいよコンクール。
私たちは舞台で何をどう演じるのだろう。
この一週間で考えていく必要があるなぁと感じる練習でした。

2019/7/19

長過ぎる梅雨に、セミたちも地中でもどかしいだろうな。コンクール2週前。雨も降りそで降らない。女性会館。
富士山を静岡県から登るか、山梨県から登るか。
同じ部門で出る合唱団に勝ちたいと思ってやるのか。
曲を余すところなく表現しようと取り組むのか。
勝負にもならないところから、何回か(それは何百回か何十回か分からないけど)やって勝てるかもしれないという手応えがありました。
集中力集中力集中力。

2019/7/13

降り続ける雨など…ここにあったって感じの、ここ2週、いや3週。来週の予報も向こう1週間、曇りか雨。休みの日のバイクが辛い。今日もしとしとと濡れそぼる女性会館。

藤森徹アンサンブルトレーナーによるコンクール自由曲練習。然るべき箇所での強弱、硬軟の配分。猛々しく、雄々しく。安らかに、光あふれる。

ブラッシュアップされて指揮者によるアンサンブル。制限時間と揺らぎの戦い、天びん。そこにメークドラマがある。

3人目を授かった、潤山本もカムバック。

合唱祭よりフェス、フェスよりもその次の練習、それよりも先週、先週より今週。合唱団がこう「したい」と「あるべき」中で決めたストーリーに沿って踏むプロセス。なにかできるんじゃないか、と膨らむ期待。進めば進むほど見つかる課題。すべきことを簡略化。あと中2週。しっかり本番で差し切りたいです。

2019/7/6

ひどくぶ厚く黒い雲が上空を覆ってTHE梅雨って感じの先週今週。その合間で午後は晴れた7月最初の土曜日。当団ヴォイストレーナー三輪陽子先生による男声ヴォイトレ。
間の休憩中に、
・A母音のバラバラさ加減
・U母音のつぶれ加減
について諭していただき、何が良きかを示していただく。
高い鼻がないんだから、鼻母音というか鼻に入れちゃって!(そうすることで高さを出す。と仰っておられる)
9名相手で指摘も汎用的になる中で、自分が言われているという自意識もなくボケーッとこの一時を過ごすのか、我々は生き延びるための藁をもぎ取って、すがらねば。
五線の中の高さや位置を言っているのではなく、図形的な4分音符にも高さがあるように各音符内に高さがありその中でも高い位置でないとハモらないようにできている。それは古代から変わらない。

その思いを胸に本練へ。先週のフェスから見学者1名来ていただきました。ありがたいですね。合わせて4名のベースの中で普通にアンサンブル・インしておられました。
6月は合唱祭とフェスを経て来た中で我々は、露骨にもコンクール曲を取り入れて来ました。どやこや言っていられません。それが今の団の姿だと思っています。
その成果が確実に出ています。
今宵は決して多いとは言えない参加者数でしたが、団員ひとりひとりの自立度合いが急激に高まっていました。
これは素直に手放しで、団の狙い通りと思っていいのではないでしょうか。
皆さん、先週の地産地唱、聴きに来られましたか。来られましたね。花集庵,うぃろう…改めて聴いてみると全く違うテイストの合唱ですが上手かったですね。我々が先輩格でありながら後塵を拝している。それは紛れもない事実ですが、後塵を拝しているからと言って、負けと決まっている訳ではない。負けかどうか決めてしまうのは、我々である。ということ。指揮者に言われた気がしました。

合唱フェス in 愛知 ~地産地唱~ 2019/6/30

合唱フェス前日。しっかと曲の積み上げ。
(写真は土曜日)

そして明け日曜日の今しがた、合唱フェス in 愛知 ~地産地唱~ に出演してきました。

フェスの趣きとしては、新年度に愛知で新しく歌うところを探している方々にとっての合唱の見本市。であると同時に、
既存の団同士の確認や交流の場でもあると感じています。

客席で各団の演奏と向き合ってみて、この場でこういう言い方もナンですが、ハモるって難しいんだな(ハモっている団の少ないこと少ないこと。)
だから、すごくそう思ったってことは我々もハモっていないってことだなと。それはいいとして、

ほんのわずかな誤差、微妙なニュアンスの違いで人は合唱団を選んでいく。
その違いを聴き極めようとしましたが、答えが出る訳もなく混迷していて当団のブースで問うたら、単純に
「曜日と時間」と「母体」
と立て板に水の如くスパーンと答えられた。
「合唱団選びは人生選び」
そこは絶対そうなはず。
choeur eclat の指揮者さんが「ぜひ人に会いに来てください。人と出会う場だと思って合唱をやっています」と言葉を放っていました。言い切っちゃった。気持ちよかった。

混声合唱団VoxMEA

フェスで演奏した曲
◇信長貴富「ほほえみ」
◇林 光「蜂が一ぴき・・・」(詩:宮沢賢治)
◇Ola Gjeilo「Ave Generosa」
(前半3曲 指揮:田中 大樹)
◇「Tea for two」(編曲:Peter Gritton)
◇Anton Bruckner「Locus iste」
◇相澤直人「ぜんぶ」(作詞:さくらももこ)
(後半3曲 指揮:弊団アンサンブルトレーナー 藤森 徹)

2019/6/22

車で弥富通。家族がいないときは専らレイディオ。AM。中日戦。
新瑞橋。赤とオレンジ。オレンジの胸に鈴与。グランパスvsエスパルス。
一方、チケットが当たった当たらない。来年はオリンピック。TOKYO。
っておいおい、そんなことより、は言い過ぎかもしれんけど今年はラグビー。ワールドカップ。近付いてからしかワーッとなれない。男のスクラム。身体のぶつかり合い。ボールの争奪。ライン際の攻防。僕たちは来週合唱フェス。

合唱団が合唱祭時のリベンジを期している。
チームとしてリベンジを期している。

当団のヴォイストレーナー三輪陽子先生によるヴォイトレ。男声4名。
女男声に分かれて見直し。上手いのも下手なのも合唱団においては一人の力は限界がある。まず隣の奴とうまく歌え。そんでバリトン。ベース。男声。四声。合唱団として。それぞれがまとまりでうまく歌えるように最大限の努力を払え。合唱団が一番うまく聴かせられるフレージングを身にまとえ。合唱団が一番うまく聴かせられる母音を採用しろ。感じろ。倣え。

2019/6/15

すっきりしないお天気。でら降ると言われて降らないのも案外フラストレーション。祭の後はフェス。再来週。フェス?
こちらですね。twitterやっている方はバンバンバンバンTL流れてますわ。フロントで各団のブースも出るので、そこでまたお会いしましょう。

そのフェスの曲を当団の藤森アンサンブルコンシェルジュ(筆者勝手な立場名)によりブラッシュアップ。
端的に、どの立場で&上から目線で恐縮ですが、コンシェルジュ、この立場でよかったなとズバッと思わせてくれる練習でした。いいところが出てた。迷いなく、流れるアンサンブル。
団内資料や季刊誌ハーモニー掲載内容は把握していたものの、蜂の音楽的アプローチはとても参考になりました。
「指揮者は棒で合唱団を引っ張ってはならない。
合唱団は棒で引っ張ってもらおうとしてはならない」
と語るコンシェルジュ。
新入団。男声1名。
「初心者も取り込んで音楽を積み上げていく努力から、よいハーモニーをつくっていきたい」
と語る指揮者。

最後になりますが、今は袂を分かった仲間の言葉を目にしました。
「上手く歌うことは楽しく歌うための手段のひとつであることを忘れないようにしたい」

そしてそれは素晴らしい人生を送るための手段であること。
考え過ぎるといいこともないが。