2010 G1:Ne timeas, Maria の背景 (2)

ちょっと脱線しますが、練習でルネサンス期・ゴシック期の作風について指揮者から話されることがたまにあります。作風について理解をして演奏することはなかなか難しいのですが、ちょうど今回演奏する “Ne timeas, Maria” の情景である『受胎告知』の絵画の変遷について紹介されているページがありましたので紹介します。「受胎告知」の変遷 ルネサンスからバロック風へ

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同じ題材でこんなに表現が変化するんですね、人々の価値観が変化していった激動の時代です。歌も絵画と同じように、成立した時代背景を理解することで価値を上げていこうと思いますので、こういったことを調べて面白いものがありましたらどんどん紹介していきたいと思います。
*今回紹介した方は他の記事も面白くて読んでたんですが、最近更新されていないのが気になっていたら、亡くなられていたそうです。ご冥福をお祈りします。

2010 G1:Ne timeas, Maria の背景 (1)

今年のコンクールでは課題曲として G1 : “Ne timeas, Maria” (Tomas Luis de Victoria)を演奏します。普段の練習では音楽の質を向上させようと頑張っているんですが、音楽が成立した背景や詞の内容について深く理解しようと調べてみました。
【詞の内容について】
歌詞について調べてみると、ルカによる福音書 1:30-1:32 によるということが分かります。引用元 : Wikisource
御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。
見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。
彼は大いなる者となり、いと高き者の子と、となえられるでしょう。

ルカによる福音書のこの辺りの情景は『受胎告知』というそうで、Wikipedia ではその内容がさっくりと書かれています。
受胎告知(じゅたいこくち)はキリスト教の聖典である新約聖書に書かれているエピソードの1つ。聖告(せいこく)、童貞聖マリアのお告げ、生神女福音(しょうしんじょふくいん)とも言う。一般に、処女マリアに天使のガブリエルが降り、マリアが聖霊によってイエスを身ごもることを告げ、またマリアがそれを受け入れることを告げる出来事。
淡々と書かれているわけですが、実際にどんな情景だったかと調べてみると、教会ではこのように説かれるようです 。以下、国立のぞみ教会説教要約より。
いわゆる「受胎告知」と呼ばれる場面である。天使ガブリエルは神にマリアのもとに遣わされ、「おめでとう(Rejoice)、恵まれた方。主があなたと共におられる」とあいさつをした。しかし、言うまでもなく、婚約者ヨセフの知らないところで妊娠するということは「喜びの知らせ」というものではなく、悲劇的な告知であり、理解しがたい知らせであった。
こういうモテットはラテン語の歌詞なので、言葉の意味も良く分からず、背景となるキリスト教の物語も知らないので、淡々と歌いがちなのですが、調べてみるとこういったドラマチックな情景なんですね。
【作曲者について】
Tomas Luis de Victoria (トマス・ルイス・デ・ビクトリア)は後期ルネサンス期の作曲家で、やはり Wikipedia で詳しく書かれています。
ビクトリアは対抗改革期のスペインで最も重要な作曲家であり、後期ルネサンス においては最もすぐれた宗教音楽の作曲家である。ビクトリアの作品は20 世紀に復活を遂げ、近年たくさんの録音が制作されている。数多くの評者がビクトリア作品に、神秘的な烈しさと、直接に感情に訴えかけてくる特質を認めている。これらの特徴は、見方によっては、ビクトリアの偉大な同時代のイタリア人、パレストリーナの作品には見当たらない。パレストリーナ作品は、技術的には申し分ないが、情緒的には超然としているからである。
引き合いに出されているパレストリーナがちょっと可哀そうな感じですが、個人的にはどちらの曲も素晴らしいと思います。対抗改革は、ルターによる宗教改革の反動・反省で発生したカトリック教会内での改革で、教義と信仰の見つめ直しを行ったのですが、その辺りもやはり Wikipedia が詳しいので気になる方は調べてみると良いかと思います。

コンクール練習、その後中村先生との打ち合わせ

現在、VoxMEA ではコンクールに向けた練習を行っています。
コンクールは以下の曲で臨みます。
【課題曲】
G1:Ne timeas Maria (Tomas Luis de Victoria)
【自由曲】
合唱組曲「五つの童画」より Ⅳ.砂時計,Ⅴ.どんぐりのコマ (三善 晃)
この日は “Ne timeas Maria” と “どんぐりのコマ” を練習しました。


課題曲の練習では指揮者をちょっぴり怒らしてしまいました。『曲の入りがブレる』・『フレーズの切り際が悪い』等々、別に悪気があってやってるわけでは無く、技量が無いためでもあるのですが、曲に対する集中力が欠けていたというせいもあったと思います。実際、指揮者の話を聴き逃していたこともあったし、普通にやり直すと出来るようになったりしたし。多分指揮者も分かって、集中力を無理やり高めるためにちょっぴり怒るという手段を採ったハズなので、今度からはより集中して臨もうと思いました。

この日はゲストとして団員夫婦の赤ちゃんも参加しました。”どんぐりのコマ” の fff (=絶叫) を聴いても泣かなかったな~。
練習後は中村先生と食事兼打ち合わせ。来年(再来年?)に予定されている中村先生プロデュースのイベントについて話をし、VoxMEA も参加させていただくことになりました。まだ企画段階なので、具体的な日程や内容は未定ですが、大体のイメージは固まったので、そろそろ委員会を立ち上げようという話にまとまりました。

春合宿

春合宿1
ちょうど桜の時期に合宿を行いました。

春合宿2

練習はコンクール自由曲である三善晃作曲“五つの童画”より『砂時計』・『どんぐりのコマ』の基本的事項の確認、音取り、アンサンブルを中心に行いました。
結構難しい2曲の初練習でしたが、参加者の集中力が半端なかったせいか、この2日間の練習でかなり煮詰めることができました。2,3年前のコンクール直前合宿くらいの緊張感があったように思います。
今年の合唱祭ではこの『砂時計』も演奏するんですね。いつもは力を抜いた選曲でしたが今年はガチンコモードで、同じ愛知県で合唱をやっている方々に対して、十分に披露するレベルの演奏をできるんじゃないでしょうか。
…なんて大口を叩いてしまいましたが、コンクール県大会に向けて、例年より充実した演奏をしていけるんじゃないかと、とても楽しみです。

公開録音・アンコン・コンクール

VoxMEA の近況をまとめて書きます。

  • 公開録音に向けて
  • VoxMEAはただいま3/20の公開録音に向けて “Jesu, meine Freude of Motetten : BWV227” (イエス、我が喜び) の追い込み練習をしています。


    当日、指揮をされる中村先生もVoxMEAが公開録音で最高のパフォーマンスができるよう、2月からほとんど毎週のように指揮・ボイトレに来てくれています。

  • アンコン(アンサンブル・コンテスト)に向けて
  • 愛知県ヴォーカル・アンサンブル・コンテストが4/18にしらかわホールで行われます。
    今年も混声2団体がそれぞれの目標を持って最優秀を目指します。
    去年のアンコン結果&反省はこちら。
    時計の針を巻き戻してみると、去年は本当に『悔しいですっ!』の演奏でした。今年は去年の反省を活かした上で、より良い結果を残そうと頑張っています。
    そういえば、去年のアンコンで春日のコスプレをした人がVoxMEAにいるんですが、春日は今年も頑張っていますね。当人は今年もコスプレしてくれるんでしょうか。


    PRタイムで春日登場

  • コンクールに向けて
  • 委員会で自由曲が決まりました。
    三善晃作曲“五つの童画”より『砂時計』・『どんぐりのコマ』です。“五つの童画”からは『風見鳥』を2006年にコンクールで演奏し、中部大会で銀賞を受賞しています。そのときの演奏はコチラ。第3回演奏会でも歌っていて、それは過去の演奏にありますので、そちらをご参照ください。
    まとめて書いてみると色々ありますね。
    Bachはほぼ初めての取り組みで、アンコンは去年の雪辱、コンクールは4年前以上の演奏をと、いろんな観点で合唱を楽しんでいるのがVoxMEAの面白いところだと思っています。

    Jesu meine Freude

    11月の中学校招待演奏から来年(もしくは再来年)の演奏会に向けて
    「イエス、我が喜び」の練習を行っています。
    演奏会はかなり先なのですが、曲のせいもあるのでしょうか、
    毎回の練習は楽しくかつ緊張感があり音楽を積み重ねていると感じています。
    3月20日には港文化小劇場で「イエス、我が喜び」の全曲録音と
    それまでの練習と録音までを公開で行いたいと思います。
    演奏会がかなり先のため、公開しますが
    演奏そのものは色々と至らぬところも
    たくさんあるかもしれませんが、それも含めて
    今のVoxMEAの素の状態を見て、聴いて頂き、
    率直な感想を頂ければ、それはそれで
    今後のためになるかと思い公開で行うことを考えています。
    これまで2回の公開録音とは違い、今回は中村先生の
    指導によりますので、その指導を見て頂くのも
    大変興味深く、価値のあるものかもしれません。
    どうぞお時間があり、興味がある方はご来場下さいませ。
    僕たちはその公開録音に向けて一つの形にできるよう
    一生懸命練習をしていきたいと思います。
    (でもやっぱり時間もないのでなかなか大変です・・・)

    練習後、新メンバー・中村先生とおでんを食べる

    現在、VoxMEAでは11月1日に控えた新香山中学校での招待演奏に向けた練習をしています。
    ジョイントコンサートやコンクールで自分たちの全力を尽くした後ですが、新しいメンバーが加わったこともあり、活気のある練習ができることは何よりです。


    091010練習風景
    女声合唱の練習風景。中学校の招待演奏なので、なじみのある曲を中心に練習しています。
    広いジャンルの曲をいっぺんに歌うので、曲ごとの気持ちの切り替えが結構大変。

    練習後、ボイトレに来ていただいた中村先生と晩ご飯を食べに。
    ダイニングバーでおでんを食べるという、おしゃれなお店でした。先日の披露宴2次会で中村先生からお誘いを受け、少人数でしっぽりとお話をするところ、ということでここにしたのですが、結局10名と結構な数が集まりました。

    091010練習後風景
    練習後の様子。新メンバーが3名も参加してくれたため、
    図らずも新人歓迎会っぽくなっています。

    宴もたけなわになった頃、中村先生(独身)から『重大なお知らせがあります』とのこと。
    勘違いしたメンバーは色めきたちましたが残念、そっちのお知らせではなく、中村先生が構想中の一大イベントに関するお知らせとお誘いでした。
    そのイベントにVoxMEAがどうやって関わるかは、まだこれからのことです。ただ、中村先生が持つ音楽をすることへの動機・価値観から、行き着いたイベントだなということはひしひしと伝わってきました。もちろん、お客さんや演奏者にとって非常に魅力的なものになることは間違いないと思います。
    普通の練習後の飲み会でしたが、中身はなかなかに充実していました。
    日々の練習で合唱を楽しむのはもちろんですが、こういう音楽を通じた新たな出会いがあったり、活動の新たな展開がみえたりすることでも“合唱やってて良かったなー”と感じるんだな、とあらためて思いました。

    091010練習後〆
    〆のおでんだし茶漬け。美味しかったです。

    新しい音楽を満喫中

    コンクール県大会後、モチベーションが低下することなく
    むしろ、新しくかつ強力な団員たちをむかい入れて、
    コンクールの時よりも明るく、楽しく音楽に
    取り組んでいるような気がします。
    本音を言えば、明日・明後日の中部大会に向けて
    しのぎを削るような戦いができるよう
    厳しい練習を積んでいたかったのですが・・・
    まあ、新しい音楽に触れて、色々な音楽の楽しさに
    触れることも、それはそれで幸せなことです。
    何が原因かは分かりませんが、コンクール後のほうが
    明るく、楽しく、しかも集中力のある大変いい雰囲気の中で
    音楽を進められています。
    もちろん、コンクールの敗退を受けて、自分自身および合唱団の
    課題を真摯に受け止めて、丁寧かつきっちりと
    合唱団の音楽と響きを創っているところです。
    来週は、大変大きな本番がありますが、合唱団みんなで
    高いモチベーションで、一部の人は酔っぱらい状態で
    臨んで、高らかに歌いたいと思います!!

    "meets"×VoxMEA 合同合宿

    いよいよ今月末となったジョイントコンサートに向け、
    ギター・マンドリン合奏団”meets”さんと合同の合宿を行いました。
    良い環境に恵まれた合宿場で、天候も良く最高の練習をすることができました。
    詳細は、練習にお越しいただいた中村先生がブログにアップして
    いただいているので、ぜひそちらをご覧ください。

    集中練習と飲み会

    この日は6月28日に控えたジョイントコンサートに向けた集中練習を
    行いました。午後二時から八時まで、どっぷり合唱に漬かった後、
    八時から未明までどっぷりお酒に漬かりました。
    合唱ステージからは『私が歌う理由』(三善晃)・『一番はじめは』
    (信長貴富)・『夢見たものは』(木下牧子)、ギター・マンドリン
    合奏団”meets”さんとの合同ステージからは『さくら』(酒井国作編曲)、
    アンコール曲(渡邉なつ実編曲)を練習しました。また、
    当初はボイトレだけの予定だった中村先生が特別に、『聞こえてくる』
    (渡邉なつ実)を最後一時間、指導してくれました。
    六曲六時間という長丁場でしたが、漫然とせずに集中した練習が
    できたと思っています。この日の練習曲のなかでも特に、
    『私が歌う理由』・『聞こえてくる』は相当な難曲でしたが、
    集中力を切らさず最後まで歌いきることができ、『私が歌う理由』は
    ほぼ初回の練習にも関わらず、指揮者を唸らす演奏ができました。
    もちろんまだ音が取りきれていない所はあるし、同じところでも
    練習のなかでうまく歌えたり、歌えなかったりします。
    ただ、この日の練習は各自が集中して、各自の本領を発揮しようと
    臨んだおかげで、こういった課題点も浮き彫りになった代わりに
    VoxMEAならではの音が出せるようになってきたと感じています。
    今回の練習で各自が本気で臨んで出来たところ、出来なかった
    ところに真摯に向き合っていければ、本番までに絶対に凄い演奏が
    出来ると思っています。
    濃密な六時間の後に飲み会をやりました。
    当初は何てことない普通の飲み会のつもりで企画されましたが、
    ここでVoxMEA団員二人の結婚報告が行われました。
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    VoxMEAを縁に知り合い、付き合って数ヶ月で結婚に結びついた二人。
    二人を知る中村先生は『意外過ぎて信じられない』そうで。ですよねー。
    中村先生は本当に多忙で、当初は乾杯から30分で帰られると仰っていましたが、
    あまりの衝撃的なニュースに場も盛り上がり、結局飲み会の最後まで
    お付き合いいただきました。本当にありがとうございます。