歌を更にうまく歌う (3)

『歌をうまく歌う』とか書いておきながら、これって発声法ですよね…と自己ツッコミ。
これまで、長々と書きましたが音を出す際に重要なのは以下の通りです。
・姿勢
・腹式呼吸
・口の形
・息の流れ
・軟口蓋の響き

“脱力した姿勢で腹式呼吸し、顎は脱力、表情筋を引き上げて頭声の息の流れで軟口蓋を上げて響かせる”と良い音が響かせるようになるのですが、普段出来ない人が練習でいきなり出来るくらいなら、こんなこと書いていません(笑)。
とはいえ、合唱初めてすぐの人は、どれから取りかかれば良いか分からないと思います。私の主観ですが、こうしたら良いのではないかという順序別に書いていきます。
姿勢と腹式呼吸をセットで意識する
ここでいう姿勢とは、上体が脱力して、腰から肩までのラインがまっすぐになっていることを指します。ブレスのことで書いたように、息を吐く時は腹筋に力をいれて、息を吸うときにはお腹の空間を空けて、ということを両立させる最適な姿勢があります。歌うときにその姿勢を維持するだけです。
歌ってみて口の形と息の流れを実践する
歌を更にうまく歌う (1)で書いた、ミックスボイスの出し方を覚えましょう。やり方はいろいろと書いているので参考にしてください。上の項目に加えて、口の形と息の流れが必要となります。
条件に当てはまる好きな曲が見つかれば、別に読まなくても『どうすれば歌えるんだろう』って試行錯誤しているうちに体で覚えちゃいます(笑)。
軟口蓋を開けて響きを入れる
『良い声を出そう』とするあまり、最初にこれを意識しちゃいがちなんですが、それは罠です。私も罠にハマってたんですが(笑)、上の項目が出来ていないと首周りの変なところに力が入ってしまい、長い時間を棒に振ってしまう可能性が高いです。
日頃から意識すること
『腹筋』と『軟口蓋の響き』は日常から意識すると、それだけ上手になります。中村先生を例に出すと、しょっちゅうジョギングしているのは、体型維持のためだけではないと思います(笑)。また、日頃の声から良い声なのは、軟口蓋の響きのおかげです。
次の練習でもっとうまく歌いたいと思っている人は、試しに毎日5分でよいです。集中してブレス練習や、ハミング練習をすることをお勧めします。きっと次の練習ではうまく歌えるというか、楽に歌えるということが実感できると思います。

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