文責:ひめ
長い長い梅雨。やっと晴れたと思いきや、やってきた台風。
電車が動いていることに安堵して向かう、瑞穂文化小劇場。
コンクール本番一週間と一日前。
本日は藤森徹アンサンブルトレーナーの指導によるホール練習でした。
ステージと客席、二手に分かれての声出し
をしてから、「Ave Generosa」。
喉の筋肉ではなくお腹の筋肉を使って声を出す。
抜けないように。
今度は男女分かれて「The Conversion of Saul」を、それぞれ代わりばんこにステージで指導を受け、客席からステージの様子を見学しました。
遠いホールへ届けるには、頑張って声を出してはいけない。
三割くらいの声で支えを全力集中して出せば、頑張るよりもずっと響くそうです。
常に歌う前の準備を念入りに。
悲しさや怒りなどの感情の高ぶる音楽は、常に冷静に歌った方がより伝わり、美しい。
と、藤森氏。
スマートにいきましょう。
休憩時間には筆者を含めた何人かが、藤森氏の持ってきたフィンランドのお菓子の犠牲に。
一体何の食材を使っているのでしょうか…?
ものすごい味でした。
フィンランド人は普通に食べてるそうです。
これが…文化の違い…。
休憩後は課題曲の「蜂が一ぴき・・・」を。
藤森氏にとってこの曲はConversionとは違い、人形劇のイメージだそうです。
ひょっこりひょうたん島みたいな。
(わかるけど、筆者的に人形劇のイメージはがんこちゃんとかバケルノ小学校の方が強い)
捉えどころのない、よくわからない詩の「蜂が一ぴき・・・」。
綺麗なままではつまらない。
一癖あった方が面白い。
でもやりすぎは良くない、とのこと。
フィンランドのお菓子の味はまさにやりすぎな味だったなぁと、藤森氏の掲げるお菓子から逃げながら私は思いました。
来週はいよいよコンクール。
私たちは舞台で何をどう演じるのだろう。
この一週間で考えていく必要があるなぁと感じる練習でした。