今年のArmonizarの練習ではしつこくハーモニーの確認をして、一応その成果が出たと思います。完璧には程遠いですが、来年に繋げる意味でもその内容を書き記しておきます。
まず、和音における各パートの位置づけを理解することが重要なので、最初は母音唱で、音の始まりから正確な和音が作れることを目指しました。
例えば “Vere Languores” の始まりの箇所ですが、まず、各パートの音が揃う箇所のピッチを揃えました。
最初はソプラノとベースで、次にアルトが入って根音をしっかりと合わせる練習をしています。その上でテナーが入って正確な和音を理解しながら練習を進めていきました。
…とサラッと書いていますが、これが結構面倒くさい(笑)。毎年メンバーが変化するアンサンブルコンテストはこの作業が醍醐味と感じました。
ただ、この練習で母音によるピッチのずれが修正され、各和音におけるパートのバランスも良くなったのかなと思います。
こうした練習をやって、部分部分でアンサンブルをする分にはまずまずな演奏が出来るようになりましたが、通しで演奏すると徐々に崩れていくっていうことが練習で分かったし、本番の演奏もその通りでした。
浮き彫りになった課題はコンクール・演奏会に向けて傾向と対策を練っていきます。
醍醐味と感じる部分、そこがアンコンの肝だと思います。
そこを出場者全員(自分のチームだけでなく)で、共有できるような仕組みづくりをやっていけたらよいと思います。
このK氏の寄稿を来年のアンコン前に改めて展開しましょう